4.3.2.2 結果(詳細)

掲載日:2009年10月30日

View-Net神奈川シンポジウム 2003
携帯電話ムーバF672i ユーザビリティ・アンケート結果

参加者内訳

このアンケートで集まった人数は98人。

図1 年代構成

年齢別
10代2人、20代7人、30代27人、40代21人、50代24人、60代9人、70代1人。

図2 男女比

性別と内訳
男が69人、女が29人。

図3 職業別

職業と内訳
学生4人、社会人5人、公務員18人、施設関係者5人、自営業28人、主婦19人、その他17人。

図4 操作手段

操作手段
携帯電話の主な操作手段は音声情報を主に利用している被験者が92人、ディスプレイ表示を主に利用している被験者は1人、両方を使い分けている被験者は4人であった。

<考察>視覚障害者の方の中でも高年齢者にやさしい携帯というものを考えていくべきだと考えられる。

質問1 「らくらくホンⅢ(ムーバF672i)」を購入した理由について

図5 購入理由

1. 音声操作ができる、または音声操作がより快適になったから
2. 薄型になったから
3. ボタンが押しやすそうだったから
4. 表示される文字が大きくて見やすいから
5. 受信メールを音声で読み上げることができるから
6. メール送信がある程度できるようになったから
7. iモードの読み上げ機能がついたから
8. 電卓の読み上げ機能がついたから
9. 歩数系の機能がついたから
10. 液晶ディスプレイが大きかったから
11. 電話機の色が気に入ったから
12. デザインが気に入ったから
13. 着信メロディ音がきれいだから
14. 通話音質が良い(良さそう)だから
15. ワンタッチボタン(3つボタン)が気に入ったから

回答者数

(1:90人、2:22人、3:12人、4:7人、5:36人、6:38人、7:51人、8:7人、9:2人、10:3人、11:0人、12:1人、13:1人、14:3人、15:8人、16:4人、無回答:9人)

<考察>

購入理由を見ると以下の理由が上位に位置している。
1:音声操作ができる、または音声操作がより快適になったから
5:受信メールを音声で読み上げることができるから
6:メールの送信がある程度できるようになったから
7:iモードの読み上げ機能がついたから
以上から、音声機能が向上したことが購入の主要因となっている。視覚障害者の方は音声操作や音声機能に対するニーズが高く、またボタンの大きさや端末の薄さ、 表示文字の大きさ等、操作性に関するニーズも高い。だが一方で、デザインや色などの外見性は重要視されていないようだ。

質問2 「らくらくホンⅢ」のデザインやハード上の満足度、または問題点について

図6 デザインの満足度・問題点

1. 電話機の色の満足度
2. 全体的なデザイン・形上(折りたたみ式)・大きさや重さなどの満足度
3. ボタンの大きさやボタンの文字の大きさの満足度
4. ボタンの押しやすさの満足度
5. ボタンの配列や十字カーソルキーなどの構造上の操作のしやすさについての満足度

質問2-A

電話機の色(かなりいい:15人、まあいい:39人、あまりよくない:6人、よく分からない:26人、無回答:12人)

質問2-B

デザイン・形・大きさ・重さ(かなりいい:42人、まあいい:46人、あまりよくない:2人、よく分からない:2人、無回答:6人)

質問2-C

ボタンの大きさ・ボタンの文字の大きさ(かなりいい:31人、まあいい:55人、あまりよくない:6人、よく分からない:2人、無回答:4人)

質問2-D

ボタンの押し易さ(かなりいい:39人、まあいい:45人、あまりよくない:10人、よく分からない:0人、無回答:4人)

質問2-E

ボタンの配列(かなりいい:36人、まあいい:55人、あまりよくない:1人、よく分からない:1人、無回答:5人)

<考察>

A:満足度が高く、半数以上が良いと回答している。
一方、色について不満を抱いている人は1割に満たない(約6%)。しかし、その理由として、デザイン・色の幅がないためである。視覚障害者にとって、この機種しか使用可能でない現在、3色では、少ないのである。ユーザーの多くが中高年であるが、中高年向けのデザインだけではなく、これからは若い人や女性向のデザインや色の種類を、増やす事が潜在ニーズとして挙げられる。
B:約90%の人が満足している。
少数意見として、回転式ボリュームの一段階ずつを強くして欲しいという意見もある。
C:全体の約9割(88%)の人が満足である。
ユーザーの希望として、触っただけで簡単に操作できるようにより分かり易くした欲しいという意見もある。ボタンの凹凸、印、大きさをより目立つようにして欲しい。機能重視のユーザーにとってのニーズである。
D:全体の約9割(86%)の人が満足である。
意見として、「2」とその上にある「戻る」ボタンが間違い易いという意見があり、その点は、改善の余地がありそうである。
E:全体の約9割(91%)の人が満足である。

<まとめ>

デザインやハードに対する全体的な満足度は約9割であった。しかし、更にインターフェイスの見直しや改善が求められている。

質問3 ディスプレイ表示について

図7 ディスプレイ表示の満足度

1. 画面の大きさ及び画面のフォント(文字)の大きさについて
2. 画面のフォント色(文字色)について
3. 画面の見やすさや背景色について

質問3-A

画面の大きさ・フォント(かなりいい:13人、まあいい:13人、あまりよくない:0人、よく分からない:40人、無回答:32人)

質問3-B

フォント色(かなりいい:8人、まあいい:13人、あまりよくない:0人、よく分からない:43人、無回答34人)

質問3-C

画面の見易さ・背景色(かなりいい:15人、まあいい:65人、あまりよくない:8人、まったくよくない:2人、よく分からない:7人、無回答:1人)

<考察>

A及びB:フォント色については、約1/4の人が満足している。残りは、「よく分からない」が約4割、「無回答」が約3割という内訳であった。以上から、この項目についてはさほど重要視されていないようである。
C:画面の見やすさや背景色については、約8割の人が満足している。不満を感じている人は全体の約1割。

質問4 音声読み上げ機能についての満足度、または問題点について

図8 音声読み上げ機能の満足度

質問4-A

音質(かなりいい:49人、まあいい:46人、よく分からない:2人、無回答:1人)

質問4-B

音質パフォーマンス(かなりいい:29人、まあいい:54人、あまりよくない:11人、よく分からない:3人、無回答:1人)

質問4-C

音声ガイダンス(かなりいい:15人、まあいい:65人、あまりよくない:8人、まったくよくない:2人、よく分からない:7人、無回答:1人)

質問4-D

音声読み上げ対応範囲(かなりいい:11人、まあいい:56人、あまりよくない:23人、まったくよくない:2人、よく分からない:3人、無回答:3人)
質問A  「音質(明瞭度・種類・大きさ等)の満足度」
考察 : 97%の人が満足をしている。
自由回答では、漢字変換などにすると、その通りに読み上げてくれない、更なる高音質を望む、という声があり、これからの技術開発に期待される。
質問B  「音声パフォーマンス(音声スピード・レスポンス等)の満足度」
考察 : 音声パフォーマンスについては、85%の人が満足を感じている。一方、不満を感じている人は約1割(11%)。その中で、多くの要望が、読み上げ開始まで(レスポンス)を短縮して欲しいという事である。
質問C  「音声ガイダンスの満足度」
考察 : 音声ガイダンスについては、約8割(82%)の人が満足している。一方、不満を抱いている人は1割。自由回答で、「詳細読み」と「簡易読み」の切り替えが出来たら良いという声があった。これは、いい案である。
質問D  「音声読み上げ対応(メニューや電話帳について)の満足度」
考察 : 音声読み上げ機能対応範囲については、7割の人が満足している。一方、不満を感じている人は全体の1/4(25%)に及ぶ。
25%の不満は、音声読み上げでの不安が結びついている。視覚障害者は、携帯での不安を抱えている。そして、音声読み上げ機能によって、その不安は、大きく改善されたが、まだまだ、改善の余地がある。これからの大きな課題として、一つ一つの要望(自由回答)を見つめて欲しい。

まとめ

音声読み上げ機能により、多くの人が満足と感じるくらい携帯が身近に使用できるものとなってきました。しかし、視覚障害者にとって、まだまだ、あるラインは、超えていないと思う。そのラインとは、不安を感じず、安心して使える携帯です。そんな夢の携帯のために、更なる進歩と改善が必要となるのである。

質問5 電話帳について

図9 電話帳の利用率

質問5-A

電話帳を利用しているか(よく利用する:83人、たまに利用する:10人、ほとんど利用しない:2人、まったく利用しない:1人、無回答:2人)

図10 各種機能の利用率

質問5-B

使っている機能(1:88人、2:74人、3:64人、4:16人、5:19人、6:37人)

図11 改善点・追加機能要望

質問5-C

改善点・追加機能(1:73人、2:81人、3:76人、4:12人、5:37人、6:15人、7:2人)

<考察>

電話帳を利用する人のほとんどが電話帳の主要な機能を利用しているが、文字入力時の音声ガイドが現状ないことに改善点を求める人が多い。つまり、ごく日常で頻繁に利用する電話帳だからこそ、そのような不便な点を改善し、つかいやすくしていく必要があるだろう。

図12 使わない理由

質問5-D

使わない理由(1:2人、2:1人、3:1人、4:0人、5:0人)

図13 使わない人の改善点・追加機能要望

質問5-E

改善点・追加機能(1:1人、2:0人、3:1人、4:1人、5:2人、6:1人)

<考察>

電話帳を利用している人も不満に感じていた「文字入力時の音声ガイドがない」ということだが、やはり、電話帳を利用できていない方も、それが原因となっていることがわかる。基本的なことだが、多くの方が求める機能だからこそ、早急に実現すべきだろう。
電話帳は携帯電話でひととつながるうえで最も必要な機能のひとつである。そのため、利用頻度も一番高くなるはずである。そのため、電話帳の操作において、まちがいのないよう、そして簡単にスムーズに使えるようになる携帯電話になっていって欲しい。その操作が使いやすくなることで、さらにiモードでの情報収集なども利用しやすくなっていくと考える。

質問6 各種設定について

図14 各種設定の利用

A:各種設定の使い勝手 「選択肢」

0. 無回答
1. 快適に使える
2. わりと使える
3. 工夫すれば使える部分もある
4. ほとんど使えない
5. まったく使えない

質問6-A

各種設定の使い勝手(1:13人、2:49人、3:27人、4:1人、5:1人、無回答:7人)

<考察>

設定機能に関しては、ほとんどの利用者が使えると回答しているが、快適設定機能を使用している利用者は少ない。

図15 使いにくい理由

B:使いにくいと感じる理由 「選択肢」

1. どのような機能なのか分からない
2. 音量の大きさやその機能を利用する・しないなどの選択において、カーソル移動時の音声ガイドが無い
3. 設定した結果が音声ガイドされない
4. 現時点での設定が音声で確認できない
5. 設定画面が見にくい

質問6-B

使いにくいと感じる理由(1:7人、2:30人、3:28人、4:31人、5:1人、無回答:1人)

<考察>

使いにくい理由として、設定機能を使う際には音声ガイドがないため、現在の設定や選択後の設定が確認できないことが主に挙げられている。

質問7 メールについて

図16 メールの利用について

1. よく利用する
2. たまに利用する
3. ほとんど利用しない
4. 全く利用しない
5. 無回答

質問7-A

メールを利用しているか(よく利用する:49人、たまに利用する:31人、ほとんど利用しない:4人、まったく利用しない:9人、無回答:5人)

<考察>

メールを利用している人が大半を占めている。これはF672iにある送受信メール読み上げ機能によるところが大きい

図17 メールの利用方法

1. 受信
2. 送信
3. 返信・転送
4. 例文を利用したメールの作成
5. フォルダへの振り分け
6. 無回答

質問7-B

メールの利用方法(1:76人、2:72人、3:54人、4:9人、5:14人、無回答:1人)

<考察>

送受信メール読み上げ機能によりメールの送受信に対するハードルが以前より低くなったため、送受信を利用する人が多い。

図18 改善点・追加機能要望

1. 受信メールの読み上げ方の選択 (「題名」・「本文」などの項目のガイド音声の省略など)
2. 受信メール一覧画面の読み方の選択 (題名のみ読み上げなど)
3. メール作成時、カーソル移動したときのガイド音声 (題名・あて先・本文・送信など)
4. 入力時、ボタンを押した時の音声ガイド(文字入力時、 1を押すごとに「あ・い・う・え・お」と発声するなど)
5. 文字モード切替の音声ガイド (押すごとに「漢字・かな・英語・数字」と発声するなど)
6. 漢字変換時の説明の音声ガイド
7. メールアドレスごとの着信メロディの設定
8. 無回答

質問7-C

改善点・追加機能(1:25人、2:25人、3:66人、4:61人、5:67人、6:73人、7:25人、無回答:2人)

<考察>

3~5を見るとメール作成時に必要となる機能ばかりである。メール作成時に不安を抱える障害者の方が多いにもかかわらず完成したメールの読み上げ機能のみである。作成時に使われる機能の音声化が求められている。

図19 使わない理由

問7-D メールを利用しない理由

1. メール機能の使い方そのものがわからないから
2. メール作成において、文字入力時の音声ガイドがないから
3. メールの音声ガイド(文字入力を除く)が不十分だから
4. メールの画面が見にくいから
5. 特に必要を感じないから

質問7-D

使わない理由(1:7人、2:6人、3:4人、4:0人、5:2人)

<考察>

メールを使ったことのない人の大半はメール機能の使い方が分からない人である。視覚障害者の方へメールの利用方法を広める必要がある

図20 使わない人の改善点・追加機能要望

問7-E メールを利用しない人から見た機能改善点や追加機能

1. メール作成時、カーソル移動した時のガイド音声
(題名・宛先・本文・送信など)
2. 入力時、ボタンを押した時の音声ガイド(文字入力時、
1を押すごとに「あ・い・う・え・お」と発声するなど)
3. 文字モード切替の音声ガイド
(押すごとに「漢字・かな・英語・数字」と発声するなど)
4. 漢字変換時の説明の音声ガイド

質問7-E

改善点・追加機能(1:7人、2:4人、3:6人、4:6人、無回答:1人)

<考察>

メールを利用する人と同じく音声化を求める声は多い

質問8 iモード機能について

図21 iモード機能の利用

内訳
よく利用する 29人、あまり利用しない 11人、たまに利用する 26人、まったく利用しない 11人、今後利用したいと思っている 16人

図22 iモードの利用について

*年齢によってうえの利用度が、どう変化してくるか、クロス集計をした。

質問8-A

iモードは利用するか(よく利用する:29人、たまに利用する:26人、ほとんど利用しない:11人、まったく利用しない:11人、今後利用したい:16人、無回答:5人)

<着目すべき点>

1. 10代と20代はサンプル数がすくなかったこともあるが、9割以上が利用しているか、利用したいという考えを持っている。そして、30代も利用度は高い。それ以降の年齢層は利用度にばらつきが見られる。
2. 今後利用したい人の割合として、高年齢者の50代が多くなっている。つまり、利用したいという意欲はあるが、利用できていない現状がある
つまり、視覚障害者の方の中でも高年齢者を意識した、みなにやさしい携帯というものを考えていくべきだと考えられる。

*よく利用する人、たまに利用する人について。

図23 iモードの利用方法

質問8-B

iモードの利用方法(1:40人、2:6人、3:22人、4:5人、5:16人、6:10人、7:3人、8:3人、9:1人、10:2人、11:3人、無回答:1人)

図24 iモードの改善点・追加機能要望

質問8-C

改善点・追加機能(1:44人、2:34人、3:41人、4:27人、5:5人、6:6人、7:28人、8:26人)

比較的若年層(30代まで)の方が多く利用していることから、着信メロディの利用が目立っているのではないかと推測される。また、ついで乗り換え案内、新聞・ニュースの閲覧が多いことから、日常必要とされる情報を携帯から取得したいという考えがうかがえる。音声機能の充実が期待されるところだろう。

*あまり利用しない人、まったく利用しない人、今後利用したいと思っている人について

図25 iモードを使わない理由

質問8-D

使わない理由(1:14人、2:13人、3:22人、4:0人、5:13人、6:5人、7:11人、8:8人、無回答:1人)

図26 iモードを使わない人の改善点・追加機能要望

質問8-E

改善点・追加機能(1:29人、2:16人、3:18人、4:0人、5:0人、無回答:2人)

高年齢層が多く、利用度が低い人たちであることから、したいことがあり、それに対して携帯電話を使えば可能なのだが、その方法がわからないという理由が多い。改善点や追加してほしい機能でも、簡単に、ガイドをつけて、といった声が上がっている。やはり、視覚障害者の方の中でもだれにでも使え、活用できる携帯電話をめざしていかなくてはならないだろう。

質問9 点字・カセットテープ(CD)のマニュアルについて

図27 点字・カセットテープのマニュアルについて

A:マニュアルの使い勝手
「選択肢」

0. 無回答
1. かなりいいと思う
2. まあいいかなと思う
3. あまりよくない
4. 全くよくないので、すぐにでも改善してほしい
5. なんとも言えない・よく分からない

質問9-A

マニュアルの使い勝手(かなりいい:9人、まあいい:38人、あまりよくない:22人まったくよくない:4人、よく分からない:15人、無回答:9人)

<考察>

ニュアルの使い勝手に関しては、約半数の利用者が満足しているが、半面、不満の声も多い。

図28 マニュアルの改善要望

B:改善してほしい・更に加えてほしい項目
「選択肢」

0. 無回答
1. 文字入力の方法
2. 電話帳機能の詳細な使い方
3. メール機能の詳細な使い方
4. iモードの詳細な使い方
5. 留守番電話・キャッチホンなどオプションサービスに関する情報
6. 料金プランの情報
7. 絵文字・文字コード表一覧

質問9-B

マニュアルの改善点(1:55人、2:50人、3:57人、4:55人、5:22人、6:24人、7:38人、無回答:13人)

<考察>

文字入力やメール、iモードといった基本機能・主要機能の使い方に関して改善や内容の充実に対する要望が多かった。また、視覚障害者は文字コード入力の利用があるため、コード表一覧にも改善が求められている。

質問10 携帯電話を利用するにあたって希望するサービスについて

図29 希望するサービス

1. 地域のドコモショップ主催による、音声での操作方法の講習会
2. マニュアルのホームページ掲載または点字データ・テキスト形式でのダウンロード
3. 定額常時インターネット接続料金プランの導入
4. 接続速度の高速化
5. 他機種への音声読み上げ機能の搭載、または全ての機種への標準化

質問10
希望するサービス(1:39人、2:61人、3:48人、4:49人、5:61人、無回答7人)

<考察>

4.5.のような携帯電話端末における視覚障害者の方にとっての使いやすさを多く希望している。利用に対するサービスもある程度は希望されているが、まずは端末のユーザビリティを求める声が多いことがわかる。

質問11 (自由回答集へ)

これまでの質問以外で、あなたがお気づきになった問題点や改善法、あるいは工夫していることやとても良かったことなどがありましたら自由にお書きください。

質問12 (自由回答集へ)

あなたが普段使っている便利な操作テクニックがありましたら教えてください。

質問13 (自由回答集へ)

あなたが普段使っていて便利な活用術がありましたら教えてください。

質問14 あなたがこれからの携帯電話特に、「らくらくホン」に求めていることはどのようなことですか。

「評価項目」

1. すぐにでも実現してほしい
2. できることなら実現してほしい
3. そのうち実現できればいい
4. それほど実現の必要性は感じない
5. 全く実現の必要はない
6. 分からない

図30 聴覚情報の評価

聴覚情報
3. 通話の音質がきれいなこと
(A:33人、B:31人、C:9人、D:9人、E:0人、F:0人、無回答:16人)
5. カーソル移動や設定確認などの音声ガイドがより充実すること
(A:74人、B:8人、C:1人、D:0人、E:0人、F:1人、無回答:14人)
6. iモードをより音声で快適に使えるようにすること
(A:47人、B:25人、C:5人、D:0人、E:0人、F:2人、無回答:19人)
7. カナ漢字変換時の文字の読み上げなど送信メールの作成やその操作を音声でより簡単にできるようにすること
(A:75人、B:6人、C:1人、D:0人、E:0人、F:0人、無回答:16人)
8. 音声認識機能による送信メール文の作成をできるようにすること
(A:22人、B:10人、C:20人、D:10人、E:11人、F:2人、無回答:0人)
9. 音声で使い方を説明してくれる機能をつけること
(A:15人、B:14人、C:28人、D:14人、E:4人、F:4人、無回答:19人)
20.大きな要領のテキストデータの送信・読み上げ機能をもたせること(読書機能)
(A:15人、B:23人、C:16人、D:19人、E:4人、F:0人、無回答:21人)
21.着信メロディ音をよりきれいな音質にすること
(A:15人、B:15人、C:23人、D:18人、E:6人、F:0人、無回答:21人)

<考察>

やはり音声機能の期待度は全体的に高いが、特にカーソルやiモード、文章作成など基本操作への要望がとても強い。

図31 新機能・新サービスの評価

新機能、新サービス
10. 音声の読み飛ばし機能を充実させること
(A:21人、B:32人、C:16人、D:5人、E:2人、F:1人、無回答:21人)
11. 英語などの自動翻訳ができること
(A:6人、B:12人、C:29人、D:18人、E:9人、F:2人、無回答:22人)
14. 指紋の個人認証でセキュリティーを確立すること
(A:16人、B:17人、C:24人、D:9人、E:8人、F:3人、無回答:21人)
15. いろいろな商品の付加情報などを音声で読み上げてくれる機能をつけること(SPコードやICタグの読み上げなど)
(A:16人、B:22人、C:17人、D:14人、E:4人、F:4人、無回答:21人)
16. OCR(活字認識)機能・読み上げ機能をつけること
(A:13人、B:15人、C:26人、D:12人、E:6人、F:3人、無回答:23人)
19. 最新の音楽配信サービスが受けられること
(A:8人、B:11人、C:17人、D:28人、E:11人、F:2人、無回答:21人)
25. テレビやエアコン等のリモコン操作ができる機能をつける事
(A:12人、B:12人、C:20人、D:12人、E:16人、F:4人、無回答:22人)
26. EC(ショッピングや電子決済など)を出来るようにする事
(A:11人、B:14人、C:26人、D:16人、E:8人、F:1人、無回答:22人)
27. スケジュール帳の機能をつけること
(A:17人、B:17人、C:25人、D:10人、E:7人、F:1人、無回答:21人)
28. 音声の録音・再生機能をつけること
(A:31人、B:16人、C:15人、D:14人、E:4人、F:1人、無回答:21)
29. メモ帳の機能をつけること
(A:21人、B:12人、C:26人、D:11人、E:5人、F:1人、無回答:22)
30. 着歌機能をつけること
(A:2人、B:5人、C:18人、D:18人、E:16人、F:12人、無回答:27)

<考察>

新機能、新サービスにおいてはBからDに集中していて期待度として数値には出ていないが、利用経験がないことが原因と考えられる。否定的な回答はでていないことから、潜在ニーズはある程度存在するといえるだろう。
その中でもメモ帳機能は期待度が高く、着歌機能の期待度は低い

図32 外見の評価

外見
1. 最小最軽量であること
(A:18人、B:15人、C:13人、D:27人、E:4人、F:3人、無回答:18人)
2. デザイン性にすぐれていること
(A:7人、B:24人、C:18人、D:21人、E:5人、F:0人、無回答:23人)
4. 機能は少なくてもいいので、より操作を簡単にすること
(A:16人、B:11人、C:12人、D:17人、E:11人、F:9人、無回答:22人)

<考察>

これも視覚障害者の方にとっての期待度として、判断しかねるが、自由回答にも見られるとおり、この部分をおろそかにするとマイナス要因になることを意識すべきだと考える。

図33 視覚情報の評価

視覚情報
12. テレビ電話(カメラ機能)を含め、写真や映像などの画像の送受信が出来ること
(A:19人、B:15人、C:14人、D:16人、E:8人、F:4人、無回答:22人)
22. 好きな写真や映像を待ち受け画面に出来るようにすること
(A:3人、B:7人、C:15人、D:22人、E:15人、F:7人、無回答:22人)
23. ゲームを出来るようにすること
(A:7人、B:0人、C:13人、D:26人、E:24人、F:4人、無回答:24人)

<考察>

視覚情報は視覚障害者の方にとって、実現の必要性を感じるものではないが、ユニバーサルデザインを考えるのならば、機能の充実も図るべきかと考える。ただ、優先順位としては低いだろう。

図34 位置情報の評価

位置情報
13. GPSを用いたマンナビゲーション機能をつけること
(A:22人、B:29人、C:13人、D:2人、E:7人、F:3人、無回答:22人)
24. デパートや駅などで音声誘導システムの端末機として使えるようにすること
(A:30人、B:28人、C:18人、D:4人、E:3人、F:1人、無回答:14人)

<考察>

現状一番求められている機能はこの位置情報であることがわかる。視覚障害者の方にとって、行く先への安全性はもっとも必要である。早急に実現が期待されるところである。

図35 テレビとラジオの評価

テレビとラジオ
17. テレビを見られるようにすること
(A:3人、B:6人、C:10人、D:31人、E:25人、F:2人、無回答:21人)
18. ラジオを聞けるようにすること
(A:12人、B:11人、C:18人、D:19人、E:17人、F:2人、無回答:19人)

<考察>

テレビとラジオはメディアとして大量の情報を発信している。そのため、携帯電話への搭載は考えられているが、視覚障害者の方にとっては必要性を感じるものではない。ただし、テレビと比較して音声情報であるラジオはあってもいいと考える人は多いようだ。