みんなが一度に「見ている」ものが、少しずつわかりづらい状態が「見えない」ということです。
その状態により、いろいろな人がいます。
少し見づらい人から、まったく見えない人までいます。
弱視
この「弱視」と呼ばれる人たちはとても大勢います。日本中に35万人くらいの「視覚障害者」がいますが、そのうちのとても多くの人たちがこの弱視です。
「見えるとき」の状態![]() |
視野5度の見え方。 視線の行っている中心だけが見える。 ![]() |
網膜出血。 網膜に出血等があり、光が網膜に届かないときの見え方。ぼやけているところに色がついていることもある。が、何が見えているのか分からない。 ![]() |
その見え方は、「よく見えている人」に近いくらい見える人から、目の前で動くものが少しわかる人まで、その程度は様々です。目の前がいつもぼんやりしている人、見える範囲が狭い人、昼間はよく見えるけど夜になると見えない人など、見え方も様々です。
「全盲」
目からの情報だけでは不十分、あるいは何もない状態です。
| 光覚程度。 光は分かるし何か影が見えるがそれが何かは分からない。 ![]() |
手動弁から指数弁程度。 指がぼんやり見える。 ![]() |
「全盲」と聞くと、真っ暗闇と思う人が多いと思います。でも、実際は真っ暗闇と感じる人は少ないのです。真っ白な世界、まぶしすぎる世界と表現する人がいます。真ん中は見えないけど、外側は分かるという人もいます。感じ方は、一人一人違うのです。
見えないというのは「目から得られる情報が少ない、あるいはない」ということです。
情報がないだけですので、その情報があれば、見える人と同じです。
足が悪いから歩けないのではありません。
歩いていく先の情報がないので、どちらの方向にどのくらい歩いたらいいのかがわからないので、自由に歩くことができないのです。
スーパーマーケットで商品を選び取ることができないのは、手が悪くて物に手を伸ばしたりそれを握って引き寄せたりができないわけではないのです。
そこに何があるかどんなものが並べられているかの情報が得られないから物を取ることができないのです。
手紙が読めないのは日本語がわからないからではないのです。
そこには目から入る情報しかないから読むことができないのです。






