冊子p16p17 障害をなくす配慮のしくみ@ バリアフリー [障害理解のための冊子の該当ページを縮小して掲載] ==========その内容ここから p16 ●本文: では、社会が作りだしている障害をなくすための配慮のしくみを見ていきましょう。 ●本文: 今あるものに後から見直しや配慮を加え、体の障害に合わせて使えるようにしたものを「バリアフリー」といいます。あなたの心にあるバリア (障害 )も取りのぞいてくださいね ! 見えない人たちへのバリアフリーの例 のタイトル ★上側のイラスト ホーム上を歩く直子さん。駅ホームの階段を知らせる鳥の声、その鳥の声に気づいて振り返る直子さん ●本文: 鳥の声で知らせてくれるから初めて利用する駅でも階段の位置が分かります。 ★下側の写真: ソース容器の写真、その右側にソースの蓋の点字表記をズームした写真 ●本文: 点字は見えない人たちのためのもっとも配慮された文字です。 p17 見えにくい人たちへのバリアフリーの例 のタイトル [このページの本文は写真から出した吹き出しの中に書いている] ★左上の写真: 大活字本「(大活字本」という文字も写真の上に書いてある) ●本文: 大きな文字で書かれた本が少しずつ増えています。 ★右上の写真: 拡大読書器、白黒反転で表示している所を撮影(「拡大読書器」という文字も写真の上に書いてある) ●本文: 本の文字をカメラで写しとり、画面に大きく映しだします。 ★左下の写真: 宛名ガイド、封筒と葉書の表書き用を撮影(「あて名ガイド」という文字も写真の下に書いてある) ●本文: はがきや封筒にのせて書けば、あて名がまっすぐに書けます。 ★右下の写真 太い罫線ノート、幅、色の違う2種類のノートを撮影(「太い線のノート」という文字も写真の下に書いてある) ●本文: 太さだけでなく線の色も自分が見えやすいものが選べます。 ==========内容ここまで [以下、解説書掲載内容] バリアフリーとは、人が直面させられている障害(バリア)を取り除くための、その人の状況に合わせて作られた製品・環境の調整・サービスのことです。 [冊子掲載のイラスト・写真の解説] p16では見えない人に対するバリアフリーを紹介しています。 上:目で見ないと伝わらない階段の位置を、「音」を付けて、どこにあるのか聞いて伝わるようにした例です。 下 :目で見ないと伝わらないパッケージの印刷文字に、点字をつける工夫をして触って伝わるようにした例です。 p17では見えにくい人に対するバリアフリーを紹介しています。 上左:文字そのものを、大きくはっきり印刷して、読みやすくした本です。 右:拡大読書器は、読むときに「自分の読みやすい文字の大きさに変えられる」道具です。 下左:あて名ガイドは、文字を決められた場所に曲がらないように書くための道具です。 右:印刷してあるノートの罫線が太くはっきりしているので、書きやすいノートです。 ===イラスト・写真の解説ここまで 印刷した文字のメニューしかない環境のレストランが、後からアクセシブルなWebでメニューを公開したり、点字でメニューを作成したり、口頭で読み上ることで障害をなくすことも、バリアフリーの例です。 囲み記事 【 バリアフリーとユニバーサルデザインの違いは ? 】 バリアフリーとユニバーサルデザインの違いは、はっきり線引きできるものではありません。 p16で紹介しているソースは「印刷文字」と「点字」の複数の情報発信のしくみがあるパッケージです。 最初から多様な人への情報伝達を意識しているユニバーサルデザインと言えますが、点字表示に着目すると特定のからだの状況の人に配慮したしくみが付加されているので、バリアフリーとも言えます。