冊子p3 見えない人はこのようなものを手がかりにしています [障害理解のための冊子の該当ページを縮小して掲載] ==========その内容ここから p3 タイトル: 見えない人はこのようなものを手がかりにしています ★ページの上側のイラスト: 直子さんが洗濯機の点字を読みながらスイッチやボタンを触って確認している。 ○直子さんから吹き出し: これが電源ボタンね。 ●本文: 直接さわれるものは手や足、白杖などで確認します。 ★ページの下側のイラスト: 直子さんが点字ブロックに沿って歩道を歩いている。駅入口の角にはコーヒースタンド、コーヒーの香りがただよっている。入口の奥にある改札口で「ピンポン」と鳴っている音を聞いて改札口の方向と距離感をイメージしている。 ○直子さんから吹き出し: 左からは今日もいい香りがしているわ、いつものコーヒーショップね。右から「ピンポン」が聞こえるから、あと10メートルくらいで改札口だわ。 ●本文: 音やことば、においなどからも周りの様子が伝わります。 ==========内容ここまで [以下、解説書掲載内容] :判断するために必要な情報は目以外からも伝わる 人は「状況を把握するための情報」を入手し、それを元に判断して行動します。ですので、その情報が入らなければ、判断する力があってもわからない・できないという状況になってしまいます。この「情報が伝わらないこと」が障害(バリア)です。 人には、聴覚・触覚・嗅覚・味覚など、見ること以外から伝わる感覚があります。これらの感覚から情報が伝わる環境(社会のしくみ)があれば、障害はなく、わからない・できないという状況にはなりません。 そして、これらの情報と今までの記憶や経験を組み合わせることで、より多くの障害がなくなっていきます。