[表紙] 文:「障害」を人権の視点でとらえる福祉講座を提供します。 (児童生徒用冊子表紙の縮小版をページ中央に) 「障害」ってなんだろう・「障害」はどこにあるんだろう 体にある障害と社会にある障害 イラスト: いろいろな人、白杖を持った直子さんが中央) あなたの気づきと行動でだれもがともに暮らせる社会づくりを目指して! イラスト:(オレンジの枠線で囲んだ中、冊子p2の白杖を持って歩行中の直子さん全身、左横向きだが顔はこちらに向けて手を振っている。その横に次の文字) 文:視覚障害当事者講師を派遣します [三つ折りの内側一番左側と真ん中部分] タイトル: 視覚障害当事者が「視覚障害」を題材として、「障害とは何か」 について考える時間を提供します。 イラスト: タイトルを読点で2つに分割して配置。タイトルの左側に冊子表紙の全身正面向きの直子さん、中央部分に盲導犬を連れたおじさん、右側に冊子弱視OL時代の直子さん、それぞれ3cmくらいに縮小) 文(左側部分):今までは、困ることが起こる原因は個人の心身機能の欠損にあり、その解決方法は個人やその家族が全面的に担うものと考えられてきました(個人モデルでの考え方)。 しかし、困ること(障害)が起こる原因は、社会が多様な人を受け入れない仕組みであるから起こることであり、その解決方法は社会のあり方が多様性を受け入れる社会に変革していくことであり、障害を無くすのは社会が担うことであると考えることが重要だとされるようになってきました(社会モデルでの考え方)。 文(真ん中部分):社会モデルの考え方は、普遍的なものであり、心身機能の障害に関わらず、自分たちの生活においても困ること(障害)は存在し、それは一人ひとりが作り出したり無くしたりすることができることに気づく機会になります。 その延長線上に、だれもが暮らしやすい社会を考えられる基盤となる時間を提供します。 イラスト: 3cmくらいに縮小した下の3つ 1 障害はどこにあるってどうしたらなくなる?のページ:4つのイラストの中のドアが閉まっている所に大きな荷物を持った少年。それを見ている別の少年のイラスト 2 障害はどこにあるってどうしたらなくなる?のページ:4つのイラストの中の誘導ブロックの上で荷物を置きスマホを見ている青年、そこに向かって歩いてくる直子さん、その二人を近くで見ているセーラー服の学生のイラスト 3 ユニバーサルデザインのページ:エレバーターに乗り込もうとしている、大きなキャリーバッグをもった女性(エレベーター部分は載せず荷物と女性だけ) (表) <「障害の個人モデル」  「障害の社会モデル」 の順  > 人 健常を正常とする  多様な個性を持つのが当たり前とする 障害の原因 個人  社会 目標 健常者に近づくこと  個人に応じた合理的配慮が提供されることが当たり前となること 価値  「できる」ことを当たり前とする能力主義  多様性を尊重する平等社会 解決   健常者になること  社会が作り出している「障害」の除去 解決の過程  個人の機能障害の回復  法律・条令の整備による制度の構築と建設的対話による合理的配慮を実現させていくための具体的な取り組み (表の下に出典を明示) 『出典:久野研二(2018)「社会の障害を見つけよう:一人ひとりが主役の障害平等研修」(現代書館)をもとに修正』 [三つ折りの内側 右側] タイトル 飾り文字で:個人モデルから社会モデルへ   視点が変われば講座後の感想が変わります イラスト:冊子にある直子さんの左向きの横顔 枠線の中にタイトル:小学生の感想の変化 〜個人モデルで実施していたときの感想〜 アイマスク体験では暗くて怖くて何もできなかったです。目が見えないとたいへんなんだとわかりました。これからは目が不自由な人に会ったらやさしく助けてあげたいと思いました。 〜社会モデルで実施した講座後の感想〜 今日のお話で目が不自由になっても普通に暮らせるのがわかって安心しました。もし僕が目が見えなくなっても大丈夫なんだなと思いました。体が不自由な人だけでなく、低学年・高学年の人やみんなにも障害になることを作ってはいけないと思うので、作らないように配慮していきたいと思います。 枠線の中にタイトル:社会モデルの考え方を知った教員の感想 人権教育、社会福祉をどのように伝えていくのかを考えさせて頂く良い機会となりました。障害者はたいへん・かわいそう、だから助ける、という感想を持たせるのではなく、どのようにすれば障害をクリアできるか、障害を作らないでいられるかを考えられる教育でなければならないと感じました。身近なものとして考える大切さを知りました。 障害がある人を「かわいそう」手伝って「あげる」と上から目線でなく、単に困っている人を助ける、障害は個性として受け止めることのできる子どもたちを育てていかなければと思いました。 [三つ折りの外側 裏表紙の左側になる部分 ] (緑の飾り文字) どんな仕組みや配慮があると見えない人の障害がなくなるの? (この問いに対する答えの文は、角を丸くした四角の中に黄緑の地に白抜き文字) ○聞くこと・触ることから情報が伝わる仕組みがあること ○バリアフリー ○ユニバーサルデザイン ○自分なりの工夫 ○「信号が青になりましたよ」や「席が空いていますよ」と周囲の人のちょっとした声かけ(配慮)があること などなど・・・ (下半分に表) 表のタイトル: ここが今までの啓発研修と違います。 〈 従来の啓発 当法人の福祉講座 の順 〉 焦点  身体機能  差別や不平等 基礎となる障害のモデル  障害の個人モデル  障害の社会モデル 目的  行為の転換  障害理解の転換 研修実施者  医療や福祉の専門家  障害者本人 体に障害がある人への見方 庇護する対象として見る 一人の人間として尊重 (表の下に出典を明示) 当法人の福祉講座は障害平等研修を参考にしています [裏表紙] (グレーの○の中、下の文字を二段にして) 誰もが安心して過ごせる社会に (上のところに向けてオレンジの枠線の雲形の吹き出しが3つ。それぞれに、下の言葉が入っている) 共生 配慮(この2つはルビ付き) みんなちがってみんないい イラスト:冊子裏表紙の、吹き出し付きで直子さん(にこにこ手を振って話している)。 (濃い緑の地に白抜き文字) 特定非営利活動法人 神奈川県視覚障害者情報雇用福祉ネットワーク (通称:View-Net神奈川) 〒231-0028 横浜市中区翁町2-8-5 第一東里ビル302 TEL 090-6940-2823 URL http://www.view-net.org E-mail jimukyoku@view-net.org