更新日:2017年9月10日

陸上競技

マラソン
伴走者と走る目が見えないマラソン選手の写真 クリックすると拡大されます「伴走ロープ」と呼ばれる一定の長さのひも状のものの一端を,見えない・見えにくい選手が、反対側の端を見える伴走者が持って走ります。
公式レースでは、伴走者は選手の横か後ろについて走ります。
伴走者が前を走ると、伴走者が引っ張った、つまり選手が自力で走らなかったとみなされ、失格になります。
伴走者の一番の役目は、選手の安全確保をすることです。
伴走者は、曲がる方向はもちろんのこと、路面のアップダウンや、グレーチング、マンホールなど、路面状況を選手に伝えます。公式レースなどでは「今、何キロ通過、タイムは何分」など、走っているペースも伝えます。
あとは個人の好みで、周囲の景色などを説明してもらいながら走る選手もいます。
もちろん路面状況やペースを教えてくれるだけでいいという選手もいます。
短距離走
ゴールで音を鳴らし、その音に向かって走ります。
投擲競技
投げる方向で音を鳴らし、そちらの方向に投げます。

球技

サウンドテーブルテニス
サウンドテーブルテニスをしているところの写真 クリックすると拡大されます卓球台の上をなまり玉が入ったピンポン球を転がします。ネットの下を通します。その音を聞いてラケットで相手方に転がし返します。卓球台の周囲には玉が落ちないように立ち上がりがあります。ネットは玉が通るくらい上に上げます。
フロアバレーボール
コートやボールは普通のバレーボールのものを使用します。ネットはバレーボールが通るくらい床からあげた位置に張ります。6人制で前衛の3人はアイマスクを着用します。後衛の3人は見える人で、前衛に指示を出します。ネットの下をボールをころがします。三回までで相手方のコートに返します。
グランドソフトボール
1チーム10人、このうち4人はアイマスクをした選手です。広さはソフトボールの広さで、ハンドボールのようなボールを使います。ピッチャーは必ず全盲選手でキャッチャーが手をたたいて投げる方向を伝えます。交錯によるけがを防ぐために走塁ベースと守備ベースが分かれています。全盲選手がゴロをとってもフライをとったのと同じでアウトになる。
サッカー
フットサルとコートの大きさはほぼ同じ、5人制。
コーラーと呼ばれるコーチが相手方ゴールの裏から声でメンバーに指示しすることができます。ゴールキーパーは見える人がつとめます。フィールドプレイヤーはヘッドギアとアイマスクを装着します。25分ハーフで50分が試合時間です。

ゴールボール
一チーム三人アイマスクを全員着用します。鈴の入ったボールを投げて、バレーボールコートの大きさのコートの両サイドにサッカーゴールのようなものがあってそこにボールを投げ入れます。
テニス
バトミントンのコートの大きさ。ショートテニスのラケットを使用します。スポンジボールの中にサウンドテーブルテニスの球を入れて音が出るようにする。全盲者は3バウンドまでOKです。
ゴルフ
方向と距離を見える人に伝えてもらってプレイします。
ボウリング
レーンの方向・場所、残りピンを見える人に伝えてもらいプレイします。

パラグライダー

全盲の人がパラグライダーで飛んでいるところ
ハーネスというリュックのような物を背中に背負います。その先に紐がついていて、その先に翼があります。
スタートはガイドさんが風を確認してくれて一緒に走り出します。風を感じたらスピードを上げて、そこからは一人で走ります。
翼に風の抵抗を確認したら紐を手から離します。すると体が浮いて前に進みます。
手と翼がロープで繋げてあり、手を上げると高くなり、下げるとブレーキがかかって止まるようになっています。
ガイドさんが地上を走って付いて来てくれて、声で指示をくれます。
着地するときは、ガイドさんの声かけで手を下げてブレーキをかけて足を地上に着きます。
体が浮いて、飛んでいる感覚を十分に味わうことができます。

柔道

一般の柔道と同じですが、両者が中央で組んでから試合開始となり、途中で離れてしまったら主審が「まて」を宣告し、試合開始位置に戻って組んでから試合を再開します。

水泳

壁の手前でタッピングといって、もうすぐ壁に着くという合図をしてもらい、激突などを防ぎます。

マリンスポーツ

サーフィン
見える人の声かけを聞いてボードを操りサーフィンを楽しむ見えない人の写真  クリックすると拡大しますあらかじめ沖に一人、コースの両脇に岸までの間に4人ずつくらいの見える人が待機します。一番沖の見える人の声かけでボードに立ちます。両側にいる見える人の声かけを聞いてボードを操り、岸に向かって進みます。
カヌー
二人乗りで見える人とともに乗ります。
ヨットセーリング
見える人とチームを組んで行います。
スキューバダイビング
ガイドダイバーとともに潜水します。

スキー

アルペンスキー・クロスカントリースキー
後ろからのガイドスキーヤーの方向指示の声かけを聞いて滑る見えない人の写真 クリックすると拡大します ガイドスキーヤーに、後ろから方向指示を受けたり、前で滑る方向から音を出してその方向に向かって滑ります

その他

登山
見えるパートナーとともに登ります。
クライミング
視覚障害者が見える人のガイドでクライミングをしている写真 クリックすると拡大されますフリークライミングでは、登る課題(ルート)ごとに、使えるホールド(石)が決まっていて、見える人がガイドとして、後ろから登るルートのホールドを伝えます。
最後まで登り切ることが目標で、登る速さを競うなどの勝ち負けはないので、年齢なども問わず、自分のペースで楽しめます。
詳しくは、NPO法人モンキーマジックのページをご覧ください。
ダンス
見えるパートナーと組んで踊る女性の写真 クリックすると拡大されます見えるパートナーと組んで踊ります。

音楽

声楽家、あらゆる楽器の視覚障害者の演奏者がいます。
バンドを組んでボーカル&ギター演奏活動おしている見えない人の写真 クリ ックすると拡大します
バンドを組んでいたり、ソロ活動をしたりしています。
点字の楽譜もあります。

芸能

  • 落語家、漫才師、他

手芸

  • 編み物、パッチワーク、など。
  • 折紙

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