1. 実施施設名(学校名など): 横浜市立芹が谷中学校

2. 実施日時: 平成22年10月18日 15:30~16:30

3. 対象者: 教員 25名

4 実施内容
(1) 誰一人としてこの世には同じ人がいない。
 ・視覚障害者としてひとくくりにしないでほしい、受障時期・性格でまるでちがう。
 ・弱視と呼ばれる人がすごく多いこと、なかなか周りに理解されにくいこと。
(2) 視覚障害は情報障害であること。
 ・視覚以外からわかる体験(聞く・さわる)。
 ・点字の読める人は少ないこと。
 ・音声メディアによる情報収集(パソコン・携帯など)について。
 ・特に変わった生活をしているわけではないが、視覚情報を得られない部分で工夫をしていること。
(3) 一般的視覚障害者のサポートの仕方。  
 ・盲導犬・点字ブロックについての説明。
(4) 質問タイム
 ○危険な場面と思ったときに、突発的に声をかけていいのか。
  →危険回避にはとても声かけが必要です。すぐに声かけをお願いします。
 ○声をかけても「けっこうです」と言われたがどうしたらいいか。
  →「そうですか」とでも言って離れてください。視覚障害者にもいろいろな人がいます。一度断られたからと言って、皆が断ることはありませんし、サポートをしていただく方が助かる人が断る人よりも大勢います。今後も見えない人を見かけたらどうぞ声をかけてください。

5. 講師の感想及び先生の反応

同じ現象(歩くのが不自由など)でも、足が不自由な方と視覚障害者ではその不自由が生じる原因が違うことを説明したときには、さすがに先生だけのことはあり、情報が足りないから不自由が生じることに気づいてくださる方がいらっしゃいました。

聞いてわかる、触ってわかる体験をしたときに、けっこう見なくてもわかることがあることにも気づいてもらえました。

それを踏まえて、視覚障害者への情報提供の仕方をしっかりと覚えてくださいました。

弱視について、誤解されやすい・理解されにくいことを伝えることができました。

うなずく先生が多かったのですが、先生方の中から声を出すようにとうながしてくださる方がいらして、終わりの方では、よくいろいろと声を出して反応してくださるようになっていました。

6. 学校側からの感想など

目的以上の成果があった。

音声読み上げの携帯電話、聴覚を使ってそのものが何であるかの判断などの話に特に興味を持った。

元気をもらえた。

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