1.実施施設名(学校名など): 横浜市教育委員会・横浜市社会福祉協議会
2.実施日時: 平成26年 7月25日、13:30~16:30
3.対象者: 横浜市内小中学校教員ならびに社会福祉協議会職員 36名
4.場所: 横浜市社会福祉協議会
5.内容
★全体のプログラム
テーマ 関連機関とのネットワークを生かした授業づくり
(1)事例提供
①小学校での実践
荏田小学校と荏田地域ケアプラザの実践
②当事者講師からの話
神奈川県視覚障害者情報雇用福祉ネットワーク(View-net 神奈川)
③中学校での実践
今宿西地域ケアプラザ 今宿地区「ボランティア活動部」の実践
(2)ワークショップ
グループごとに分かれて、テーマに基づいたプログラムの検討。
テーマ例は、「高齢者について」「障害理解」「町の中のバリアフリーを考える」など。
(3)他機関との情報交換
★本法人担当部分について
(1)事例紹介②にて
○会の概要について
○配布冊子(中高一般向け・小学生用とその指導者用)の活用法
○従来の福祉教育でされてきたことに触れた後、障害の社会モデルでとらえることの
必要性について
○アイマスクなど疑似体験は障害理解につながらないこと。
→久野先生の障害平等研修に関する資料を活用させていただいた
○模擬授業
○模擬授業を受けて
→講座を通じて共生の心を育むことが大切であることを説明。
(2)グループワーク
○各グループに入り助言
→そのワークを通じて福祉を他人事ではなく自分自身のこととして理解できる
プログラムの作成を促した。
(3)交流
○障害平等研修について数名の教員とやりとり。
○実際の講座の進め方について説明。 など
5.講師の感想など
○他の発表からケアプラザが積極的に学校と連係していることがわかる機会となっ
たことがよかった。
○障害平等研修の考え方に賛同してそのことを伝えに来てくれた教員がいた
6.参加者からの感想など
○アイマスクをすることは、目が見えない方のできないことに目が行くという話を
聞いて、はっとしました。
○どんな配慮、工夫をすることで共生していくことができるか、そのような考え
方ができる子供に育てたいなあと思いました。
○視覚障害の方から、子供達に学んでほしいことを実際に聞けたことがとても
よかったです。
○様々な疑似体験がある中で、学ばせたいことが明確でないと、意味のないものに
なってしまうことがわかりました。
○これからの総合の時間でつながりをもてそうな人と、出会いの場を作って下さった
こと、感謝しています。
○福祉教育について、「できないことを強調するのではなく、どのような配慮や
工夫をすれば一緒に活動できるか考えることが重要である」という言葉が印象
的でした。