1.実施施設名(学校名など):横浜市西区社会福祉協議会

 2.実施日時:平成26年 8月19日、10:30~12:30

 3.対象者:応募した小学生 4名

 4. 内容
 (1)体験
   ○ サウンドテーブルテニス
   ○ 折り紙

 (2)懇談とワークブック
   ○ 体験したことの振り返り
    →ルールや道具の工夫で見える人見えない人が卓球をいっしょに楽しめる。
    →触覚を使うことで見なくても折り紙はできるので、見える人と一緒に楽しめる。

   ○ ワークブックを使いながら、
   ・「いつも使う物」の置き場所を考える
    →クラスにはいろいろなお友達がいるよ。みんなが使いやすいようにするには
    どうしたらいい?
   ・調理実習のとき、包丁の置き場所はどうする?
    →目の見えないクラスメイトも安全に調理実習ができたら楽しいね。

   ○ ユニバーサルデザイン製品や便利グッズの紹介

 (3)まとめ
   誰一人同じ人はいません。みんな違います。だからいいのです。
   自分だけではなく、クラスのみんなが楽しめるように、便利になるようにはどう
   したらいいかと考えられる人になってください。
困っている人を見たら、無視しないで声をかけられる人になってください
   ユニバーサルデザインと配慮という二つの難しい言葉について調べてみてください。

 5.講師の感想など
   ○ 参加児童が、はじめは緊張していたが、とても素直で最後まで熱中して取り組
   んでいた。

   ○ 参加児童と近い距離での交流ができた。

   ○ お互いに知り合うことの大切さを感じた。

 6.主催者からの感想など
   ○ 参加者は少なかったが体験(卓球、折り紙)は子どもたちも楽しんでいる様子
だった。初めは緊張して笑顔の無かった子どもたちも体験を通して、また講師の方に、
上手い、おしい等声をかけてもらうことによって自然と笑顔が増えていった。

   ○ 見学していた保護者の方も「視覚障害」ということにとらわれずに講座を受講して
頂けた印象を受けた。

   ○ 折り紙を実施した時には子どもたちから「こうだよね」と本会職員に向けて
   質問をする場面もあったが、「先生に触ってもらって確かめてもらおう」と職員側か
ら投げかけると、実際に当事者の方より目で見ているかの様なアドバイスがされ、
しばらくすると子どもたちが自然と講師に質問する様になっていったので、
今回の講座の目的である、「違いを学ぶのではなく、一緒に楽しむ時間を共有する」
という点については達成できたと感じている。

○ 一緒に楽しむ時間を共有しながらも、講師の方が卓球台までの誘導や、折り紙の
   色について子どもたちに質問やお願いをする場面も見受けられ、子どもたちも
視覚障害の方に対する誘導について学んだ訳では無いけれど、自然と身体を動かして
試行錯誤しながら対応しており、障害について学ぶ講座ではなく、困っている人が
いれば自然と声を掛けて、手伝いをすることが当たり前なのだということを、体験して
もらえたのではないかと思う。
意図的に子どもたちに誘導を依頼して下さっていたことがよかった。

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