1.実施施設名:神奈川県立横浜栄高等学校
2.実施日時 :平成28年11月7日 7校時 14:55~15:40
3.対象者 :1学年全体 7クラス 231名
4.内 容 :
(1)三つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む。
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
○ 四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの画像を映しだしての
紹介と確認。
・記憶していること。
・聞いてわかること
・触ってわかること など
○ 画像を出しての自分自身の工夫。
○ 画像を映し出してのユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味。
○ 画像を映し出してのバリアフリー製品の紹介とその意味。
○ 人的サポートの重要さを説明。
(4)障害者差別解消法のうちの合理的配慮の概要説明
(5)生徒自身が受けている、または受けてきた「配慮」を説明。
少し踏み込んだ社会モデルで捉えた障害の考え方を説明。
(6)まとめとメッセージ
社会的障害は、作り出すことも無くすことも皆さんの気持ち次第で
できる。
お互いに違いを認め合った配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができる
ことが、皆さんが快適に暮らせる社会の実現に繋がる。
5.講師の感想など
○ おとなしい生徒だったが、それなりに声を出して問いかけに応じていた。
6.学校からの感想など
<先生から>
○ 生徒たちの身近な題材を使っていただいたので、興味を持ち今までの
自分の行動を振り返ることができたようです。
○ 誰に対しても配慮や思いやりは大切であり、目が不自由でありながらも
前向きに頑張っていらっしゃる姿を生徒たちにこれからも見せ続けて
いただきたいです。その姿に生徒たちは心を動かされるのだと
思いました。
○ 生徒たちが福祉について考えるきっかけに大いになったと感じています。
<生徒から>
○ 傷害は自分たちの行動でできたりできなかったりするので、障害者と
いう言葉は少しおかしな気がしました。そのような言葉が生まれない
よう、自分も努力していきたいと思います。いや、当たり前のように
なりたいと思います。
○ 私たちが普段何気なく過ごしていることも、たくさんの配慮があって
成り立っているのだと知りました。私たちも障害を作ることも無くす
こともできます。それなら私は障害を無くす人になりたいので、身の
回りで気遣えることには積極的に関わっていきたいです。
○ 相手が障害を持っているからではなく、誰に対しても配慮ができる人に
なりたいと思った。
○ 身体の不自由な人のために作られたものが、自分たちの生活の中でも
役立っていてすごいと思った。自分の将来はまだ具体的に決まっていま
せんが、将来そのようなものを作ってみたい。