1.実施施設名:横浜市立神大寺小学校
2.実施日時 :平成28年11月29日 3,4校時その後に給食交流
                        10:45~13:00
3.対象者  :4学年全体 4クラス 133名
4.内  容 :
 (1)導入
 (2)講師の自己紹介
 (3)見ること以外の感覚の確認と体験
 (4)どんな仕組みや配慮で障害がなくなるのか、具体的事例紹介
   ○ ちょっとした工夫
   ○ UD製品
   ○ BF製品
   ○ 周囲のちょっとした声掛けや配慮
   ○ どんな配慮があったら見えない人から障害がなくなるクイズ

 (5)違いのある人たちとみんな楽しく暮らしていくには
   ①配慮は障害者や高齢者だけに必要なものではなく、今の自分たちも
    配慮を受けているし、配慮が必要な人だということの確認
   ②互いの違いをわかりあうことが大切
   ③障害を作り出すのも無くすのも誰もができること
   ④障害を作り出すのも無くすのも自分たちでできることの事例紹介
   ⑤クイズ
    ・障害を作り出しているのは、この絵の中のどの子?
    ・じゃあ、その子はどうしたら障害は無くせるかな?

(6)まとめ・メッセージ

 (7)質問タイム

5.講師の感想など
   ○ 児童はとても元気で、いろいろな場面で積極的に声を出してくれて、
    とても進めやすかった。
   ○ 休憩時や講座終了後に多くの児童がそばに来てくれたので、個別に
    話や説明ができてよかった。
   ○ 給食交流では、「一緒に遊ぶこと」を通じて、そこでまた何かを感
    じ取ってくれた様子が見られた。

6.学校からの感想など
   <先生から>
    ○ 心のUD講座のきっかけとして、
     視覚障害者の方をサポートする技術を学ぶことやどのような
     心持ちで過ごすといいのかを教えていただくのではなく、視覚
     障害者の方の小さいころの思いや今の生活感など普段のことを
     話していただくことがとてもいいなと感じました。

    ○ 子どもたちは初めは緊張していたと思います。
     導入部での講師とのやり取りがあってから、子どもたちの心が
     解けたと思います。そのような児童の講演に関わらせる工夫が
     随所にあり、子どもたちは興味を持って話を聞いていました。
     休憩の時に、講師の方々の周りにたくさんの子ども達が集まり

     道具や盲導犬を見せていただいていました。
     その様子に、講演会が 子ども達に届いているなと実感しました

    ○ 障害があることが特別ということではなく、個性を尊重し支え
     合うということが子ども達にわかりやすい講演でした。

   <児童から>
    ○ 目以外でもいろいろと知ることができることがわかりました。
     今日のお話で配慮という言葉の意味がわかりました。このお話を
     聞くまでは生まれつきや病気で身体に障害があるとしか考えてい
     ませんでしたが、日頃の生活で障害を作ったり、無くしたりでき
     ることを初めて知りました。
    ○ 「配慮」「仲間なずれをつくらない」「みんな違ってみんないい」
     この三つの言葉の意味を一つ一つ覚えて、障害がある人でも配慮
     して仲間はずれにしないで、十人十色であることを忘れないように
     しようと思いました。困っている人がいたら積極的に助けていこう
     と思いました。
    ○ 配慮の意味がわかりました。
     配慮したりされたり、いつもしていたことがわかりました。
     配慮の意味を知る前はただ普通にしていたけれど、意味を知って
     相手はすごく助かることに気づきました。
     これからは人にどんなことをしたら嬉しくなるかを考えて行動した
     いです。
    ○ 私たちは障害を作っていかないように、目の不自由な方だけでなく
     困っている人を助けて障害を減らしていきたいと思いました。

 

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