1.実施施設名:横浜市立野庭すずかけ小学校
2.実施日時 :平成28年12月5日 3,4校時その後に給食交流
10:40~13:00
3.対象者 :4学年全体 3クラス 72名
4.内 容 :
(1)導入
(2)講師の小中学校の時の体験
盲学校に行って「できない」と思い込んでいたことが目以外の
感覚などを使ってできることに出会ったこと。
点字との出会いが大きく自分の可能性を広げたこと。
(3)児童の書いた点字を読む。
(4)見ること以外の感覚の確認と体験
(5)どんな仕組みや配慮で障害がなくなるのか、具体的事例紹介
○ ちょっとした工夫
○ UD製品
○ BF製品
○ 周囲のちょっとした声掛けや配慮
(6)違いのある人たちとみんな楽しく暮らしていくには
①配慮は障害者や高齢者だけに必要なものではなく、今の自分たちも
配慮を受けているし、配慮が必要な人だということの確認
②互いの違いをわかりあうことが大切
③障害を作り出すのも無くすのも誰もができること
→配慮は誰にでも必要なこと
クラスでもおうちでも配慮し合えたらとても楽しく暮らせるね
→そのためには一人ひとりみんな違うんだから、その違いを理解
し合って認めることができたら配慮し合うことができるよ。
「障害を作り出すのも無くすのも自分たちでできること」の事例紹介
・障害を作り出しているのは、この絵の中のどの子?
・じゃあ、その子はどうしたら障害は無くせるかな?
(7)「障害を作り出しているよ。どうしたら無くせるかな」クイズ
(8)質問タイム
(9)まとめとメッセージ
(10)質問タイム
5.講師の感想など
○ 児童は初め声がなかなか出てこなかったが、導入のやりとりから
どんどん声を出すようになってきた。
○ 折り紙や点字に関心が高く、休憩時には時間が足りなくなるくらい
いろいろと話ができてよかった。
6.学校からの感想など
<先生から>
○ 事前に詳しく打ち合わせができたので、当日の様子が具体的に
イメージできてよかった。
○ 児童は講師への手紙を一生懸命書いていました。子どもたちの
心に残る授業になったのではないかと感じます。
<児童から>
○ 今日のお話を聞いて、障害を自分たちで起こしたり、減らしたり
できることがわかりました。
○ 今日、目の不自由な人がこんなに身近にいるのだと思いました。
○ 目の見えない人も聞いたり、触ったりできる。何もできないと
いうことではないことがわかりました。
ユニバーサルデザイン・バリアフリーなどあって便利だと思い
ました。
○ 道案内をしてみて、「こういうふうにすれば安心できるんだ」と
思いました。目が不自由な人に会って、困っていたら助けてあげ
たいと思いました。
○ 二人の話を聞いていたら、自分も目が見えないように感じてきて
こういうふうにやればいいんだって思いました。
今度、目が不自由な人を見つけたらできるだけ助けたいです。
折り紙でサンタを作って楽しかったです。ぼくもいつか作りたい
です。