1.実施施設名:横浜市立本郷小学校
2.実施日時 :平成28年12月1日  10:45~12:10
3.対象者  :4学年全体 3クラス 92名
4.内  容 :
 (1)導入
   ○ 今日の講座の内容について説明
 (2)自己紹介・エピソード
   ○ 運動やスポーツが苦手で嫌いな自分にピアノがきっかけでいろいろな
    楽器に挑戦し、仲間と演奏を行うことで音楽が好きになって宝物とな
    っている。
 (3)拡大読書器や単眼鏡などのUD製品を用いることで、文字の読み書きや
    外出での移動などの視覚を伴う障害が取り除かれることを説明。
    続いて、白杖を持つきっかけと持つ前と後の違いについて説明

 (4)点字についての説明

 (5)障害についてイラストなどを用いながら説明
   ○ 身体の機能的な障害から社会的な障害へと展開
   ○ 障害を作るのも無くすのも人である。みんなで障害をなくして
    いってほしい。特に、歩きスマホなどは十分に注意してほしい。
   
 (6)ちょっとした配慮によって障害がなくなることを二つのイラスト
    を通して説明

(7)実際の配慮の仕方についてファーストフード の店員をイメージを
    通して、メニューの説明の仕方についての体験。
    まず、この体験をする目的、体験の仕方、他の児童が見る時に注意
    すべき点(良いところ、悪いところなど)を説明。

(8)みんな違ってみんないい
    同じクラスでも、身長や男女、得意なものや苦手なものなどそれぞ
    れ違いがある。それぞれの個性を生かし、お互いに尊重しながら仲間
    外れをしないでいってほしい。

(9)まとめとメッセージ
    将来いろいろな職業に就いた時、いろいろな人と接することがある。
    そんな時、今日お話したことを思い出して生かしていってほしい。

(10)質問タイム

5.講師の感想など
   ○ 講座中は児童はやや緊張していた様子だった。
   ○ メニュー体験の時、初めの児童は緊張していたせいか、声が小さく
    わかりずらかったが、2グループ目の児童ははっきりした声で挨拶
    し、メニューを読んでくれた。

6.学校からの感想など
   <先生から>
    ○ 事前打ち合わせで内容を確認することができたので、見通しを持っ
     て活動することができた。
    ○ 講座後、友だち同士協力する姿が増えてきた。
     また、「みんな違ってみんないい」ということが、心に残ったと
     感想に書く子がいました。

   <児童から>
    ○ 僕は考えてみると個性のない人より、個性のある人のほうがいい
     と思いました。だから、「みんな違ってみんないい」というのは
     本当だと思いました。大人になったら、障害を増やすのではなく、
     絶対に減らしていきたいと思います。
    ○ 特に点字の細かいことや視覚障害者の使う道具のことは、あまり
     よくわかっていなかったので知れてよかったです。
    ○ 私は障害者の人を見つけたら、声をかけるようにしたいです。
     理由は話を聞いて、声をかけた方が安心して、どちらもホッと
     すると言っていたからです。後、話を聞かなかったらずっと言え
     ないままでした。
    ○ 私は、「みんな違ってみんないい」という言葉に感動しました。
     どこかが不自由な人がいたら進んで声をかけたいです。     
 

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