1.実施施設名:横浜市立東汲沢小学校
2.実施日時 :平成28年10月24日 2~3校時 9:30~11:30
3.対象者 :3学年全体 3クラス 85名
4.内 容 :
(1)導入
○ 今日の講座の内容について説明
○ 視覚障害者について説明し、全国の視覚障害者数を3択クイズ形式で
行った。
○ 目が見えない・見えにくい人にとって声を出してもらうことが必要と
説明した。
○ 配慮と共生について説明
(2)自己紹介・エピソード
○ 運動やスポーツが苦手で嫌いな自分にピアノがきっかけでいろいろな
楽器に挑戦し、仲間と演奏を行うことで音楽が好きになって宝物とな
っている。
(3)拡大読書器や単眼鏡などのUD製品を用いることで、文字の読み書きや
外出での移動などの視覚を伴う障害が取り除かれることを説明。
続いて、白杖を持つきっかけと持つ前と後の違いについて説明
(4)代表の児童4人と椅子を使っての体験とイラストを通して障害に
ついての説明
○ 障害を作るのも無くすのも人である。みんなで障害をなくして
いってほしい。
(5)ちょっとした配慮によって障害がなくなることを二つのイラスト
を通して説明
(6)実際の配慮の仕方についてファーストフード の店員をイメージを
通して、メニューの説明と席までの誘導の仕方についての体験。
(7)みんな違ってみんないい
同じクラスでも、身長や男女、得意なものや苦手なものなどそれぞ
れ違いがある。それぞれの個性を生かし、お互いに尊重しながら仲間
外れをしないでいってほしい。
(8)まとめとメッセージ
時間と心の余裕を持ってほしい。
「心」こそ大切!
(9)質問タイム
5.講師の感想など
○ 今回は体験やイラストを用いて、児童に考えてもらうような講座を
行った。障害やそれに対する配慮について少しは理解してもらえた
と思う。
6.学校からの感想など
<先生から>
○ 児童は興味深く聞くことができた。講師の発問に対して、返事や
反応ができていたのでよかった。
○ 自己紹介や日常を話していただけてよかった。
児童が考え、自分に身近なこととして考えることができた場面だ
った。児童が「大変」と思っていることを工夫一つで「安心」に
変わっていること。そして、その工夫があるからこそ不自由しな
い生活があることを学ぶことができてよかった。
<児童から>
○ 目の見えない人が使っている「字が大きくなる道具」や「遠くの
ものが見える道具」がわかりました。バリアフリーをもっと増や
す。これからも助け合う。
○ 目が見えにくい人・杖を使っている人・盲導犬を連れている人、
いろいろいるのだとわかった。音とかつければ障害はなくなる。
○ 少しだけ不自由だけれど普通の人。
平等にならないと、障害者もみんなも「いやな思い」になると
思いました。
○ 目の見えにくい人はただ目が見えないだけで、いろんな事ができ
るんだなと思いました。
街には障害者の人のためにいろんな工夫がされているんだなと思い
ました。