1.実施施設名:横浜市立上郷小学校
2.実施日時 :平成29年3月1日 3~4校時 10:40~13:00
                 (給食交流含む) 
3.対象者  :4学年全体 3クラス 91名
4.内  容 :
 (1)三つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む。
 (2)講師の自己紹介と体験談
 (3)日常生活の紹介
   ○ 四感+記憶の活用
    ①人が見ること以外で周りのことがわかることの確認。
     ・聞いてわかること
     ・触ってわかること など
    ②聞いてわかる・触ってわかる体験(クイズを含む)
   ○ 画像を出しての自分自身の工夫。
   ○ 画像を映し出してのユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味。
   ○ 画像を映し出してのバリアフリー製品の紹介とその意味。
   ○ 人的サポートの重要さを説明。

 (4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」を説明。
   →決して「配慮」は、高齢者や障害者のためにだけあるのではないこと
 (5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方
   ・障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできる
    こと。
   ・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが
    快適に暮らせる社会の実現に繋がること。
 
 (6)先生をモデルにした簡単な声掛けの方法
 (7)質問コーナー

5.講師の感想など
  ○ 児童は真剣に聞き、見て、声も出してくれた。また、休み時間に質問に
   来るなど興味を持ってくれた。
  ○ 担当の先生が非常に熱心だった。

6.学校からの感想など
 <先生から>
  ○ 実際に身近な具体的なものを使って、障害の有無を体験することなど
   できて、子ども達は講師の話がストンと落ちたようです。話をしっかり
   と受け止められていたようです。
  ○ 自分たちが今日からでもできることをお話ししてくださったので、最後
   までしっかりと話が聞けていました。

 <児童から>
  ○ 障害を作るほうではなく、無くしていく人になりたいです。
   一人ひとりが違ってみんないいところがあるので、みんな違ってみんな
   いいと思います。そして、私も自分の良いところを伸ばしていきたいで
   す。
  ○ 一番大切なことを知ることができました。それは、障害を作る方でなく、
   無くしていく人になりたいです。一人ひとりが違ってみんないいところ
   があるので、みんな違ってみんないいと思います。

  ○ 今まで自分はどれだけ配慮をしてこなかったのか、これからの自分はど
   うやって配慮していこうか、障害を無くしていこうかと考えさせられま
   した。不自由な人だけでなく、低学年・高学年の人にもみんなにも障害
   はいけないと思うので配慮していきたいと思います。

  ○ 自分も途中で障害になるかもしれないけれど、講師の方のように何度も
   立ち直ってできることを増やしていきたいです。これから先、私にもど
   んなことが起こるかわかりませんが、そうなったとしても私もあきらめ
   ないで生きていきたいです。そういう大事なことを教わりました。

  ○ この勉強をしてよかったです。
   なぜならば、この勉強をしないで大人になったら配慮しない人になって
   しまったと思ったからです。

福祉教育活動報告トップへ | 福祉教育トップへ