1.実施施設名:横浜市立善部小学校
2.実施日時: 平成29年10月18日 (3~4校時 10:40~12:15)
3.対象者:4年生学年全体2クラス 79名
4.内容:
(1)導入
○ 講師の自己紹介
○ 話を聞く時に協力してほしいこと
(2)講師の生活の紹介
○ パソコンの活用 → 文字を書く・文字を読む・新聞を読む
○ 携帯電話の活用 → メールを読む・本を読む
○ 点字 → メモ等の記録をする
○ 外出 → 白杖を使って歩く
(3)障害を社会の視点で考えて!
○ 見えなくてもわかること
○ 障害をなくす配慮の仕組み(ユニバーサルデザイン)
○ 障害をなくす配慮の仕組み(バリアフリー)
○ 障害をなくす配慮の仕組み(誰もができる配慮)
例)見えない人が道に迷っている
→声かけ(何かお手伝いできることありますか)
○ 誘導法の実際
○ 必要としていることは人それぞれ違う
(4)障害って何だろう
○ どんなことで障害が作り出されるのか、どんなことで障害がなくなるのか
→ 障害は障害者にだけあるのではなく、誰にでも作り出したりなくしたりでき
るもの。だから、配慮もユニバーサルデザインもバリアフリーも、誰もが深
くかかわる大切なことである。
(5)こんなとき、あなただったらどうする?
○ 4つの事例を通して
(6)互いの違いを理解する
○ みんなちがってみんないい
(7)質問タイム
5.講師の感想など
○ 児童はよく声をだして、質問や投げかけに積極的に反応していた。
○ 講師の生活に興味を持ち、パソコンや携帯電話に強い関心を示していた。
6.学校からの感想など
〈児童から〉
○目の見えない人や耳の聞こえない人への見方が変わりました。今まではその人たちのこと
をかわいそうとか不幸だとか思っていました。でも、それは違いました。確かに生活し
ていく上でたいへんなことはあると思います。そのときには進んでお手伝いをしてその
人を楽にしたいです。これからはどんな人も大切にして「いっしょに生きよう」と言え
るようになりたいです。
○一番心に残っているお話が、だれにでも障害があるというお話です。目が見えなくても
しゃべれるし耳が聞こえます。目が見えなくてもできることがたくさんあります。だか
ら人は何かしら障害があってもいろんなことができるんだから助け合うんだと思いまし
た。
○障害は人が作り出しているもので人が無くしていくものとはじめて知りました。これから
障害を無くしていくことを大切にしていきたいです。
〈先生から〉
○気さくな方だったので、児童が親しみを持っていました。興味をたくさん持っていまし
た。
○講座後に実施した学習発表会では、「配慮することの大切さ」を訴えるグループもありま
した。
○学習を終えて全て終わってしまうのではなく、自分たちの今後の社会との関わり方に繋が
っていってほしいと願っています。