1.実施施設名:横浜市立東汲沢小学校

2.実施日時: 平成29年11月20日 3~4校時 10:40~12:10

3.対象者:3年生学年全体82名

4.内容: 
(1)導入
  ○講師の自己紹介
  ○話を聞く時に協力してほしいこと
(2)講師の生活の紹介
  ○パソコンの活用 →文字を書く、文字を読む、新聞を読む  
  ○携帯電話の活用 →メールを読む、本を読む
  ○点字 →メモ等の記録をする
  ○外出
(3) 障害を社会の視点で考えて!
  ○見えなくてもわかること。
  ○障害をなくす配慮の仕組み(ユニバーサルデザイン)
  ○障害をなくす配慮の仕組み(バリアフリー)
  ○障害をなくす配慮の仕組み(誰もができる配慮)
  ・事例)見えない人が道に迷っている →声かけ(何かお手伝いできることあ
      りますか)
  ・誘導法の実際
  ○必要としていることはそれぞれ違っている
(4)障害って何だろう
  ○どんなことで障害が作り出されるのか、どんなことで障害がなくなるのか
  →障害は障害者にだけあるのではなく、誰にでも作り出したりなくしたりでき
   るもの
  →だから、配慮もユニバーサルデザインもバリアフリーも、誰にでも深くかか
   わる大切なこと
(5)こんなとき、あなただったらどうする?
  ○4つの事例を通して
(6) 互いの違いを理解する
  →みんなちがってみんないい
(7)質問タイム

5.講師の感想など
 ○元気によく声を出してくれる児童さんだった。
 ○会場の関係で誘導体験が思うようにできなかったのが残念だった。
                                
6.学校からの感想など
〈児童から〉
 ○私たちも社会に障害を作っているのかも知れないことがわかりました。これから困ってい
  る人を見つけたら助けてあげたいです。
 ○私たちが障害を作ってしまうと言うことが一番心に残っています。これから目が不自由な
  人をみかけたら声をかけるようにします。
 ○音のない信号とかとても不便だと思います。そんな世界を変えたいなと思いました。
 ○たとえ自分でできなくても誰かが助ければ障害がなくなることがわかりました。

〈先生から〉
 ○障害の捉え方を個人モデルから社会モデルに変えていくことがが大事という話を打ち合わ
  せの時に聞きましたが、教師だけではなく、児童も講座を通して、道徳などのほかの教
  科でも「自分たちも障害をつくらないようにしよう」という気持ちがたくさん見られま
  した。この講座のことが子どもの中に理解できているのだと感じました。普段の人間関
  係でも、相手のことを思い、考えながら行動していく姿が見られるように、この講座を
  きっかけに私たち教員も指導していきたいと思います。
 ○お話だけではなくて、パソコンの打ち方や点字の機械等実演があったので、集中して聞く
  ことができました。児童が親しみやすい雰囲気でした。

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