1.実施施設名:横浜市⽴義務教育学校 ⻄⾦沢学園
2.実施日時: 平成29年12月16日 1~2校時 9:00~10:40
3.対象者:中学部全体 教職員 180名
4.内容:
(1)導入
○講師の自己紹介
○話を聞く時に協力してほしいこと
(2)講師の生活の紹介
○パソコンの活用 →文字を書く・文字を読む・新聞を読む
○携帯電話の活用 →メールを読む・本を読む
○点字 →メモ等の記録をする
○外出
(3)障害を社会の視点で考えて!
○見えなくてもわかること
○障害をなくす配慮の仕組み(ユニバーサルデザイン)
支援技術とユニバーサルデザインの関係についての説明含む
○障害をなくす配慮の仕組み(バリアフリー)
○障害をなくす配慮の仕組み(誰もができる配慮)
事例)見えない人が道に迷っている
→声かけ(何かお手伝いできることありますか)
・誘導法の実際
○必要としていることはそれぞれ違っている
(4)障害って何だろう
○どんなことで障害が作り出されるのか、どんなことで障害がなくなるのか
→障害は障害者にだけあるのではなく、誰にでも作り出したり、なくしたりできる
ものである
→だから、配慮もユニバーサルデザインもバリアフリーも、誰にでも深くかかわる
大切なことである
(5)こんなとき、あなただったらどうする?
○4つの事例を通して考える
(6)互いの違いを理解する
→みんなちがってみんないい
(7)質問タイム
5.講師の感想など
○生徒はとても落ち着いていて、順調に講座を進めることができた。
6.学校からの感想など
〈生徒から〉
○障害について、前は見えない・聞こえないなどの体のことをさすのだと思っていまし
た。けれど今日、話を聞いていたら障害は社会が作り出しているものだとわかり、
同時にビックリしました。これからはその社会が作り出した障害をなくすために協力
していきたいと思います。
○目が見えないと不便でたいへんだという考えから、自分のできるところから社会の障
害をなくしていこうと思うように変わりました。なので、声をかけたり行動に移した
りしていきたいと思います。
○きょうの講演で障害を作っているのは周りの社会なのだと知りました。私はまだ子ど
もで何も大きなことはできないけど、街で目の不自由な方を見つけたらきょう習った
ことを生かして声をかけてみようと思います。
○障害者を排除する社会こそが弱くて脆い社会という言葉には同感しました。障害者だ
からといって何もできないと考えるのはどうかと思います。
〈先生から〉
○事前に直接、講師の方と会ってお話ができてよかった。
○ユニバーサルデザインやバリアフリーについての関心が深まったと思う。