1.実施施設名: 横浜市立今宿南小学校
2.講座実施日時: 平成29年11月22日 9:35~10:20:低学年
10:45~11:45:中学年
3.対象者: 低学年(1,2年生) 111名 中学年(3,4年生) 123名
4.内容:
<低学年・中学年 共通>
(1)導入
(2)見ること以外でわかることの確認
・ゲームを実施しながら
(3)具体事例紹介 どのようなことだったら見えなくても障害がないのか
○弱視の事例
○ユニバーサルデザイン事例2つ、バリアフリー事例2つ
○自分なりの工夫
→どのような仕組みがあったら、見ないでもわかるか、児童に質問しながら工夫
を紹介
○外出場面 白杖の意味の説明、人的配慮について含む
・簡単な一般的誘導法の紹介含む
(4)配慮の実践 じゃんけん大会(低学年のみ)
(5)児童自身への応用
○児童自身が受けている・している配慮の確認
○身近な事例で、一人ひとりが障害を作り出すことも、無くすこともできることの
確認
→児童とともに、何が障害でどんな環境・配慮があったら障害はなくなるのか考
える
○こんなときあなただったらどうする?(中学年のみ)
○みんなちがってみんないい
→同じ人間は1人としていないのだから互いに相手を理解し配慮し合ったら障害
なく暮らせる
(6)質問タイム
(7)まとめメッセージ
5.講師の感想など
○低学年・中学年ともに、よく声を出して、たくさん反応してくれたので、とても
すすめやすかった。
○中学年は、休憩なしで60分という講座時間だったが、最後まで集中して聞いてく
れた。
○校長先生も副校長先生も講座に参加してくださった。他、担任の先生方もとても
熱心に参加してくださった。
6.学校からの感想等
〈児童から〉[低学年]
○みんなちがってみんないいが心に残りました。どうしてかと言うと、みんな違
うといろいろなことができるからです。
○私の心に残ったことは、みんなの「困った」をなくしていくことです。困って
いる人を見つけたらすぐに助けて、みんなの「困った」をなくしていきたいなと
思いました。そしてみんなと仲良くしたいです。
○目が見えない人と遊べたり生活できたりすることが心に残りました。これからも
私はいろんな人にやさしくしたり、仲間はずれしないようにしたいです。
○目が見えなそうな人がいたら、これからは声をかけてみて、わからないことが
あったらいっしょに考えてみます。
〈児童から〉[中学年]
○世界にはいろいろな人がいて、みんなちがってみんないいということがとても
重要なんだなとわかりました。
他にも「気配り」というのがクラス全体でもとても重要でいろんな人にするんだ
とよくわかりました。
○その人の目が見えないことで不便になるというのは違うということがわかりま
した。目が見えない人がいても僕たちで助ければいいと思いました。
○目が見えないことは悪いことではないことを忘れないようにしたいです。
○目が見える人も見えない人も必ず配慮がなければいけないんだなと思いました。
友達にも配慮をしたいし目の見えない人にも配慮したいです。
〈先生から〉
○視覚障害のことから「配慮」の話になり、自分たちの身の回りも配慮がたくさ
んあることを知り、より自分事としてとらえていました。
○児童に話をふってくれたり、体験させてくれたりして、とても分かりやすかっ
たと思います。時間中みんなずっと集中していました。