1.実施施設名: 鎌倉市立七里ガ浜小学校

2.実施日時: 平成29年12月 4日 3~4校時 10:40~12:10

3.対象者: 4学年全体 2クラス 50名

4.内容:
 (1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
 (2)講師の自己紹介と体験談
 (3)日常生活の紹介
   ○ 五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
    ①人が見ること以外で周りのことがわかることの確認
     ・聞いてわかること
     ・触ってわかること など
    ②聞いてわかる・触ってわかる体験(クイズを含む)
   ○ 画像を出しての自分自身の工夫
   ○ 画像を映し出してのユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
   ○ 画像を映し出してのバリアフリー製品の紹介とその意味
   ○ 人的サポートの重要さを説明
 (4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」を説明
   →決して「配慮」は、高齢者や障害者のためにだけあるのではないこと
 (5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方を説明
 (6)まとめメッセージ
   ・障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできる
    こと
   ・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが
    快適に暮らせる社会の実現に繋がること 
 (7)先生をモデルにした簡単な声掛けの方法
 (8)質問コーナー

5.講師の感想など
 ○とてもおとなしく、聞いてくれて、反応も良く積極的に参加してくれた
  児童たちだった。
 ○担任の先生が準備から一貫してよく関わってくださり、校内でも付き添って
  くださり安心して講座をすすめられた。

6.学校からの感想など
〈児童から〉
 ○障害は作ることも無くすこともできるということが心に残りました。僕は障害を
  無くしたいです。
 ○思いやりの心、共に生きること、そして相手の立場に立って考えることの大切さ、
  気持ちが心の底まで伝わりました。
 ○配慮や共生の意味がわかりました。目が不自由になったら、どうしたら不安が無
  くなるか、どうしたらいいかがわかりました。
〈先生から〉
 ○日常生活の様子や白杖の使い方についてなど、直接お話を聴くことができ、児童に
  とっては初めて知ることが多かったことから、興味を持って聴いている様子が見ら
  れました。
 ○休憩時間には積極的に質問をする児童もいて、疑問に思ったことを聴き、自分の学び
  へと繋げている様子が見られました。
 ○今回のお話の中の3つのキーワードが実施後もクラスで使われるようになりました。
  特に「配慮」という言葉は「日頃からの学校生活でも特に大切にしたいね」と話題に
  なりました。
 ○人は、障害をつくってしまう場合もあるが、配慮と共生の思いがあればその障害は取
  り除き、無くすことができることも学びました。このような行動が、当たり前に、
  そして、自然とできるような人になっていけるとよいなと思っています。

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