1.講座名:平成29年度 第2回旭区福祉教育連絡会
2.実施日:平成30年2月7日(水)15:15~16:50
3.参加者:区内小学校・中学校 福祉教育・人権教育担当教諭 7名
4.内容:
(1)導入
(2)障害学から生まれた社会モデルという考え方
①障害学とは
②従来の「障害」の個人モデルの考え方
③社会モデルとは
④なぜ社会モデルの考え方が必要なのか
(3)「障害平等研修」という手法
①障害平等研修と従来の障害啓発との違い
②障害平等研修における「障害」の意味
③なぜ疑似体験がいけないのか
(4)View-Net神奈川が進める「心のUD講座」
5.講師の感想など
○参加いただいた先生方には熱心に耳を傾けていただけました。
○より多くの先生方に社会モデルを知っていただく必要があるとあらためて感じま
した。
6.参加教員の皆さんの感想
○障害に対する意識が変わりました。周りの大人から意識を変え、子どもにも伝えて
いければと思いました。
○全く考えたことがなかった、福祉教育を知る機会となりました。障害の有無ではなく、
「なぜ」の視点を持って自分自身はもちろんですが、教育として子どもたちにも伝え
ていけたらと思います。
○捉え方の違いで子どもたちの障害の捉えがこんなにも違うのだということを学びました。
次世代を担う子ども達に必要な事は社会モデルの考え方であることを感じました。
○「気づく心」が大切だと指導してきましたが、それだけでは不足しているなと感じまし
た。どんな思いで行動するのかという視点も重要であると考えることができました。
できないことをできるようにする、みんなで考えるこの発想を伝えていきたいです。
○「医学モデルではなく、社会モデルとして捉える」という考え方にハッとさせられまし
た。今、個別級担任をしていて、その子の特性や能力に応じた声掛けや支援、一般級の
子どもたちとの交流を進め、「みんなちがってみんないいんだよ」と伝えていました
が、視覚や聴覚障害に対する福祉教育ではどうしても身体機能に焦点を当てていたな
と感じました。色々と考えさせられ、気づくことの多い講演でした。ぜひ来年度本校
でもお話ししていただきたいです。