1.実施施設名: 横浜市立西寺尾第二小学校
2.講座実施日時:平成30年 1月16日 1~2校時 8:45~10:20
3.対象者:4学年全体3クラス 99名
4.内容:
(1)導入
講師の自己紹介、講座のめあて・キーワードの提示等
(2)視覚以外の感覚を使って生活をしていることの確認
○聴覚、触覚、嗅覚、味覚
聴覚・触覚を利用するゲームの実施
○記憶の利用
(3)日常生活:このようなことで障害がなくなることの具体事例紹介
○障害がない事例
→点字を中心に、ユニバーサルデザイン製品バリアフリー製品の利用の紹介
○障害がある事例
→なぜ障害が起きているのか、どうしたらなくなるのかを、講師といっしょに考える
→自分なりの工夫の紹介
○人的配慮
→外出歩行を事例に
※一般的誘導法の説明
(4)児童自身の生活に置き換えてみる
○児童自身がされている・している配慮の確認
→学校生活を事例に
○障害を作り出すのもなくすのも自分たち自身でできること
→事例を提示して、「何が障害で、どうしたら障害をなくせるのか」を講師と一緒に
考える
○障害を作り出さない・なくす人になるには
→互いの違いを理解し合って配慮し会えたら、だれもが寂しくならないでみんな楽し
く暮らせる。
(5)質問タイム
(6)まとめメッセージ
5.講師の感想など
○児童は事前の調べ学習を多くの時間をかけてしていて、意欲的に参加していた。
○質問にも積極的に反応していた。
○先生方も打ち合わせ・当日ともに熱心に取り組んでくれた。
6.学校からの感想など
〈児童から〉
○私は目の不自由な人も、友達や家族も困っていたら思いやりの気持ちを持って
配慮をしたいと思いました。思いやりの気持ちを持つことがあたりまえの社会
を作っていきたいです。
○視覚障害者に声をかけて助けるだけでなく、身近な人にも思いやりの心を持って
自分にできることをする、そしてそれ以前に障害を作らないことが大切なんだと
いうことがわかりました。これからは人に配慮してすごしていきたいです。
○一番心に残ったのは「仲間はずれをつくらない」です。なぜかというと見えな
いだけで不便な生活をしなければならないのはおかしいと思ったからです。
物を作る人は、目が見える人のためにしか作っていないのはひどいと思いました。
ユニバーサルデザインなら目の見えない人も使えます。一人ひとりがどう配慮する
かで目が不自由な人がもっと暮らしやすくなるのだとわかりました。これから私
はどんな人にも配慮したいです
〈先生から〉
○具体的映像があり、わかりやすかったです。体験はとてもよかったです。
誘導体験はもう少しできるとよいと思います。
○児童が「身近な人への配慮」について感じ行動する場面が増えました。
自分が「目の見えない人のために」と思っていたことがズレていることに気づ
き、まず、身近なことからできることを考えようと思うようになりました。