平成29年度 報告

1 事業実施の成果
 当法人は、平成21年3月16日にNPO法人としての認可を受けた。これまでの9年間に各種の助成金により、福祉教育事業が充実した。また、ホームページの制作・更新のための仕組みづくりができ上がり、発信力の充実がはかられ、積極的に発信してきた結果、2009年11月10日からのリニューアル後のアクセス数が2018年4月27日には170万を超える実績をあげており、当法人の取り組みが広く知られるようになってきた。その結果、ホームページからの福祉教育を中心とした依頼や問い合わせ・協賛広告の申し込みなどが現れ始め、大きな成果を上げつつある。
 29年度においても、これまでの取り組みを一層発展させ、より多くの社会の人たちに社会モデルでの視覚障害理解を進めるため、障害当事者の講師派遣活動などを中心に事業を進めてきた。「よこはまふれあい助成金」及び「共同募金」の採択を受け、横浜市内の社会福祉協議会及び小・中学校との連携を進めることで、充実・拡大をはかった結果、29年度は依頼の半数以上が新たな依頼校であり、教員に対する講座の依頼もあった。その結果27ヶ所35講座、延べ49人の講師派遣、約3000人受講という実績を上げることができた。
 さらに29年度から社会モデルの視点をわかりやすく理解するための学習教材の改訂に取り組み、第1弾として「指導者用冊子」を作成した。
 最新の情報技術などに関する事業については、NVDAのSkypeによる勉強会を開催する等、取り組みを継続した。
 取扱い説明書のユニバーサルデザイン化については、新たな取り組みはできなかった。

2 事業の実施に関する事項
(1)特定非営利活動に係る事業
  ① 各種ICT製品及びサービス等に係る事業
  (あ) オープンスクリーンリーダーNVDAのSkypeによる勉強会
  (い) オープンスクリーンリーダーNVDAのユーザーサポート事業
 ② ユニバーサルデザイン製品及びサービス等に係る事業:実績なし
 ③ 障害福祉に関する情報提供、調査、研究に係る事業
  (あ) メーリングリストの運営
  (い) ホームページの運営
 ④ 障害に対する理解促進及び啓発に係る事業
  (あ) 福祉教育事業
   (a) 福祉教育講座提供
   (b) 活動講師研修
   (c) 視覚教材制作
  (い) 視覚障害理解映画「INNERVISION」(インナーヴィジョン)の普及活動

平成29年度貸借対照表