平成26年度 報告
1 事業実施の成果
当法人は平成21年3月16日にNPO法人としての認可を受けた。これまでの6年間は、各種の助成金により、福祉教育事業が充実し、ホームページにおいても制作・更新のための仕組みづくりができ上がり、さらに充実がはかられており、積極的にホームページにより情報発信したため、本会の取り組みが広く知られるようになってきた。
26年度は、これまでの取り組みをさらに発展させ、より多くの社会の人たちに視覚障害理解を進めるため、障害当事者の講師派遣活動などを中心に事業を進めるとともに、ホームページを通して活動内容を積極的に発信してきた。
また、「よこはまふれあい助成金」の4年目の採択並びに神奈川県共同募金会の配分金を受け、横浜市内を中心とする社会福祉協議会などの関係諸機関及び小・中学校との連携を進めることで、さらに充実・拡大をはかってきた。
その結果、28ヶ所35講座、100人の講師派遣。約3200人受講という実績を上げることができた。
「取扱説明書のバリアフリー化」については、同事業の第5弾製品として洗濯乾燥機の「音声テキストマニュアル」が完成し、日立および当法人のホームページに掲載するとともに視覚障害関係の各種MLに案内し、周知した。
また、最新の情報技術などに関する事業については、新たにNVDAの「Skypeによる初心者講座」を実施することで、さらなる充実を図った。
一方、毎年実施してきた情報意見交換会については、利用できる情報端末機器の多様化や通信サービスの料金体系の複雑化など視覚障害ユーザー・メーカー環境が激変していることから当面実施しないこととした。
2 事業の実施に関する事項
(1) 特定非営利活動に係る事業
① 各種ICT製品及びサービス等に係る事業
(あ)オープンスクリーンリーダーNVDAの普及・促進
メーリングリストの運営及びスカイプによる初心者講座
(い)らくらくホンに関する情報意見交換会:状況の変化により急遽中止
② ユニバーサルデザイン製品及びサービス等に係る事業
(あ)取扱説明書のユニバーサルデザイン化
③ 障害福祉に関する情報提供、調査、研究に係る事業
(あ)各種メーリングリストの運営
(い)ホームページの運営
④ 障害に対する理解促進及び啓発に係る事業
(あ)福祉教育講師派遣
(い)福祉教育講師研修会