平成24年度 報告

1 事業実施の成果
 当法人は平成21年3月16日にNPO法人としての認可を受けた。これまでの4年間は、各種の助成金により、福祉教育事業が充実し、ホームページにおいても制作・更新のための仕組みづくりができ上がり、さらに充実がはかられており、積極的にホームページにより情報発信したため、本会の取り組みが広く知られるようになってきた。
 24年度は、これらをさらに発展させ、より多くの社会の人たちに視覚障害理解を進めるための映画づくり・障害当事者の講師派遣活動などを中心に事業を行うとともに、ホームページを通して活動内容を積極的に発信してきた。
 また、「よこはまふれあい助成金」の2年目の採択を受け、横浜市内の社会福祉協議会及び小・中学校との連携を進めることで、さらに充実・拡大をはかってきた。その結果、29カ所で延べ48講座80人を派遣した。(23年度までは15カ所前後)
「取扱説明書のバリアフリー化」については、View-Net神奈川と日立アプライアンスが「取扱説明書のバリアフリー化事業」で県知事賞を協同受賞できた。
 また、最新の情報技術などに関する取り組みも計画通り実施できた。

2 事業の実施に関する事項
(1) 特定非営利活動に係る事業
 ① 各種ICT製品及びサービス等にかかる事業
  (あ)オープンスクリーンリーダーNVDA講習会
    メーリングリストのようなもので普及・啓発をはかることが望ましいのではないか
    とのことで検討を進めた結果、無料のスクリーンリーダー「NVDA」サポートメー
    リングリストを開設した。
  (い)らくらくホンに関する情報意見交換会
 ② ユニバーサルデザイン製品及びサービス等に係る事業
  (あ)「取扱説明書のユニバーサルデザイン化
    今年度は、神奈川県バリアフリー街づくり賞(ソフト部門)に応募しView-Net神奈
    川と日立アプライアンスが県知事賞を協同受賞することができた。これにより、他
    メーカーへの普及・啓発を図ることができた。
 ③ 障害者の就労等に係る事業
   今年度は、具体的な相談がなかったため、実施しなかった。
 ④ 障害福祉に関する情報提供、調査、研究に係る事業
  (あ)メーリングリストの運営
  (い)Webアクセシビリティの検証
    24年度は検証依頼がなかったため特定のホームページを検証することはなかった。
 ⑤ 障害に対する理解促進及び啓発に係る事業
  (あ)福祉教育講師派遣
  (い)視覚障害理解映画製作
  (う)福祉教育講師研修会