1.実施施設:横浜市立本宿小学校
2.講座実施日時:平成30年 8月30日(木) 10:35~12:05
3.対象者: 4年生学年全体111名
4.内容: 障害ってなあに? ―― みんなちがって みんないい ――
(1)導入
(2)目以外から伝わる感覚
○人は五感のうちの視覚以外の聴覚・触覚・嗅覚・味覚からの情報も使っていること
の確認
○聴覚と触覚を使ったゲーム
○記憶の利用もしていることの確認
(3)日常生活 : このようなことで障害がなくなることの具体事例紹介
○ユニバーサルデザイン製品の利用
○バリアフリー製品の利用
○自分なりの工夫
障害が作り出されている事例を提示して児童とやりとりしながら障害をなくす方
法について考える
○周囲の人の配慮(情報提供)
外出時の事例から
・白杖の役割の説明
・周囲の人の声かけ情報提供が障害を激減させる
※ 一般的誘導法について
○配慮の実践 じゃんけん大会
→どんな配慮があったら見えない人もともにじゃんけんで楽しめるかな?
(4)児童自身への応用
○児童自身が受けている・している配慮の確認
○障害を作り出すのもなくすのも自分たち自身でできること
→事例を出してどこに障害があって、それはどうしたらなくなるのかを講師と一緒
に考える。
○どうしたら障害を作り出さない・無くせる(配慮ができる)ようになるかな?
(5)質問タイム
(6)まとめメッセージ
5.講師の感想など、
○比較的おとなしい児童でしたが、問いかけにはよく反応してくれて進めやすかった。
○休憩時間には研修参加の当事者講師のところにも児童が集まりじゃんけんなどをし
た。積極的に話を聞く姿勢のある児童だった。
○校長先生も講座を見てくださり、「障害についても本当のことを伝えられる教師を育
成しなければならない」とおっしゃってくださった。
6.児童の感想
・自分たちのちょっとしたことがみんなを不便にしてしまうんだなと思いました。これから
は一つ一つの行動に気をつけていきたいです。
・みんなが区別しなければ障害がある人も楽に暮らせると思う。シャンプーなど便利になっ
ている物はあるけど、いろんなものがもっと便利になるといい。
・障害をなくすためには、障害をなくす気持ちでお手伝いすることが大事だと思いました。
・障害は人から作られてしまうのだなと思いました。
・障害は物にあるだけでなく自分たちが作り出していることがわかったのでそういう場面に
でくわしたら障害を無くしたいと思います。障害がない人でも障害を作ってしまうので気
をつけようと思った。
・自分たちも日常で障害を作っていた部分があったので障害を作らないようにしたいです。
でも私は体の障害は悪いことではないと思います。不便なことはあるだろうけど、人との
関わりがとても多くなることはとてもいいことだと思います。
・みんなにも障害はあるけど配慮すれば障害はなくなるもの。できるだけ障害を取り除き、
配慮して障害のない生活をしていきたいです。
・障害者にバリアがあっても助け合っていくとバリアがなくなる。
・そこを通っている人に思いやりがないから不自由になる。僕も障害のない世界を作ってい
きたいです。
・目の不自由な人は、いろいろな人が障害を作るから困ることがわかりました。目の不自由
な人でも配慮があれば困ることはないし、普通の人もバリアフリーを使って障害を防いで
いることもわかりました。
・目が不自由なのが悪いんじゃなくて、段差があるとかだから悪い。これから困っていたら
ほっとかないで声をかけてあげる。もっと人助けをいっぱいやる。
・目が見えないからできないのではない。目が見えるのがあたりまえになっているその見え
る人の道具があるから。私たちに手伝えることがあったら手伝う。
・目が見えなくても物を作る人の思いやりがあったり、周りの人が助けたりすれば大丈夫だ
から困っている人がいたら助ける。
・困ることは人が作り出しているのでみんな障害がある人を考えていろいろ作ってほしいで
す。
・障害を作る人がいたり、だれでも使える物じゃなかったりするから困る。障害は私たちが
作っていることを学びました。
・いろんな人に物が使えるようにしたら障害がなくなると思いました。障害があってもみん
なの思いやりでバリアフリーに暮らせると思いました。
・人が障害を作っていて、見えないのが悪いんじゃない。私も見えない人のお手伝いをした
いと思いました。
・目が見えないから困るのではなく、だれでも使えるようにしないから困る。困っている人
がいたらその人にどんな障害なのか考えて助けたいと思います。
・障害は人にあるだけでなく状況にあるのだと思いました。障害者への工夫がたくさんある
んだなと思いました。
・一人ひとりが障害を作らない。不自由な人にみんなが配慮してみんなが使いやすいユニバ
ーサルデザインを広めることが大切だなと思った。
・今までは目が不自由な人は道をあまり歩けないと思っていたけれど、きょう話を聞いたら
助け合いながら歩いているのを知りました。あとは配慮という言葉も知りました。配慮は
みんなが人への気遣いを大事にしないとできないことと思いました。みんなが人への配慮
をしていないから声かけをしていないから困ることになる。
・目が見えない人は私たちと違うと思っていたけど、同じなんだと思いました。配慮をみん
ながすればいいと思いました。
・人は配慮して助け合えば障害者は暮らしやすいから協力していきたいです。
・障害があっても周りの協力があればみんなと同じように生活ができることを知れてよかっ
た。障害をなくすためのいろいろなことがわかって自分でもやれることはやろうと思いま
した。
・障害がある人は何もできないと思っていたけど、工夫すれば普通に生活できることがわか
りました。
・調べていたことと、合っていたところと違っていたところがありました。目が見えなくて
も全部困らないし、ユニバーサルデザインはいいなと思いました。
・体が不自由な人もいろいろな工夫をして暮らしていることがわかりました。そして体が不
自由な人が困っていたら声をかけて助けてあげようと思いました。
・腕時計がたくさんあってビックリしました。手伝えるようになりたいと思いました。
・便利な道具はあるけれど困っていたら助けてあげたいと思いました。
・目の障害の人や重い障害の人を助けてあげたい。例えば何か落としたときにひろってあげ
るとか。
・駐車場で車椅子に座っている人の絵を見たことがあります。障害のある人へのバリアフリ
ーはいっぱいあるので調べてみたいです。
・白杖とか初めて見たのですごかったです。点字ブロックを踏まないようにします。
・見えない人がどんだけたいへんかがわかりました。今日やった目の不自由な人の誘導で、
これから道でそんな人に合ったら僕もそうしてあげたいです。
・目が見えない方はたいへんだなと思いました。だから見かけたら声をかけたいと思いま
す。何か手伝うことありませんかと声をかけたいです。
・障害を作ると目が見えない人が困るので、点字ブロックに物を乗せないようにします。