1.実施施設名: 横浜市立鶴ヶ峯小学校
2.実施日時: 平成30年12月3日 10:40~12:15
3.対象者: 4年生学年全体3クラス 計112名
4.内容:
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む。
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
・聞いてわかる
・さわってわかる など (音当てクイズ、筆箱クイズ含む)
②画像を映し出しての、自分自身の工夫
③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④画像を映し出しての、バリアフリー製品の紹介とその意味
⑤人的サポートの重要さの説明
ちょっとした配慮、声かけの体験
(4)生徒自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障壁の考え方の説明
(6)まとめメッセージ
・障害は作り出すことも無くすことも、みんなの気持ち次第でできること
・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる
社会の実現に繋がること
(7)質問タイム
5.講師の感想など
○非常に素直な児童で熱心に聞いていたと感じた。
6.学校からの感想など
〈児童から〉
○みんなが社会の障害を無くせば体に障害がある人もみんな一人ひとりが同じ生活ができる
と思いました。
○「みんなちがってみんないい」という言葉が印象に残りました。苦手があってもいいんだ
なと思いました。
○だれもが違う、「違うからこそいいんだ」とわかりました。みんなが気をつければ外国の
人とだって仲良くできる。親切にして絆を深めたらいいと思いました。いろいろな違い
がある人がいていつまでも仲良く暮らせる社会が作られるようにがんばりたいです。い
つまでも仲良く暮らせる地球になってほしいです。
○障害は作ったり無くしたりできることをはじめて知りました。目が見えないからできない
と考えるのではなく、目が見えなくてもできることを増やせたらいいなと思います。
○体に障害があっても他の人が協力すれば障害なく暮らせることがわかりました。また自分
も他の人に障害を作ってしまっていたかもしれないのでこれからは障害を無くすように
したいと思います。配慮をしていきたいと思います。
〈先生から〉
○子ども達の日常の中でバリアを作ってしまっていること、それは配慮ではずせる、という
ことがなるほどと思いました。
○アイマスク体験などで眼が見えないことを理解するよりも、「自分たちが障害を作ってし
まうこともなくすこともできる」という、自分がどうするか、について学べたことがと
てもよかったです。
○授業後、「思いやり」「相手の立場を考えて」という言葉がたくさん使われるようになり
ました。