1.実施施設名:横浜市立左近山中学校

2.実施日時:平成30年11月26日 14:00~15:00

3.対象者:全学年・329名 および参加を希望された保護者30名

4.内容: 
<テーマ>障害ってなんだろう・障害はどこにあるんだろう
<目 的>「障害」が作られる原因に気づき、どうすれば障害を無くして行けるのかを
     考える
(1)導入
  1) 講座中に協力してほしいこと
    →声を出してください。
  2) 講座の概要
  3) 講師の自己紹介
(2)講師の生活の紹介
  1) パソコンで・・・文字を書く・文字を読む、新聞を読む、メールを読む、本を読む
   2) 外出する
(3)体にある障害と社会にある障害
  1) 障害をなくす配慮のしくみ① バリアフリー
  2) 障害をなくす配慮のしくみ② ユニバーサルデザイン
  3) 障害をなくす配慮のしくみ③ だれもができる配慮
(4)「障害」ってなんだろう・「障害」ってどこにあるんだろう
    何が「障害」になって、どうしたらなくなるの ?
  1) どんな「障害」があるのか
  2) なぜ「障害」が作りだされてしまったのか
  3) その「障害」をなくすにはどうすればよいか
(5)まとめメッセージ
   いろいろな人とともに暮らせるステキな心をもった人になってね!

5.講師の感想など
 ○生徒も比較的よく声を出して、こちらから問いかけたことによく答えていた。

6.学校からの感想など
〈生徒から〉
 ○きょうはたくさんのことを学びました。まず一つめは、社会の障害は直せるということ
  です。自分だけではなく人と協力し、社会の障害を無くし日本にいる人が暮らしやす
  いような社会を作りたいです。
  二つめは配慮を大切にすることです。みんなが親切やさしい心を持てば障害者も普通
  の人も豊かに暮らせると思いました。
  三つ目は障害だから○○は無くすということです。障害者だから手伝う、障害者だから
  声をかけるではなく困っている人がいたら手伝うということを考えて手伝いたいです。
  今回、このことを学び社会に対する思いが変わりました。
 ○障害についてあらためて考えさせられました。目が見えなかったり耳が聞こえなかったり
  してもそれを個性と捉え、さらにみんな違ってみんないいと前向きにとらえると言うこ
  とにすごく感心しました。障害者に会ったら助けてあげよう とか かわいそうだな 
  と自分だったら思ってしまいます。しかし、障害を個性ととらえれば ○○してあげよう 
  などの見下すような気持ちはなくなると思いました。この講演を聴いて障害についての
  見方が変わりました。
 ○「体の障害は無くせないけど社会にある障害は無くせる」という言葉が印象に残りまし
  た。今の社会には障害の人を差別したりなど多様な人を受け入れない仕組みがあると思
  います。そんな社会の障害を無くすためには一人ひとりの障害者に対する考えの変化や
  それぞれに合った配慮をすることが大切であると思いました。それにみんな違ってみん
  ないいも大切だと思いました。それぞれの個性を互いに認め合うことができると良いと
  思いました。
 ○今まで障害は個人にあるものだと思っていました。話を聞いて自分の考えは間違いだと気
  づきました。社会が作る障害はたくさんあって、自分の近くにあって、もしかしたら自
  分も作っているかも知れないと考え直す機会になりました。障害を持った人と関わった
  ときに自分とは違う人だからと「庇護する対象」として見るのではなく「一人の人間と
  して接すること」が大切だと感じました。一人ひとりみんなが安心して過ごせる社会に
  なるために私はもっといろいろな障害について知り、まわりをよく見てどんな人でも
  困っていることに気づいたら自ら行動し、配慮していきたいと思いました。
 ○僕の考えを変えてくれました。障害者の人をたいへん・かわいそうと見るのではなく、
  どのようにすれば障害をクリアできるのか、考えてみたいと思いました。今回の話を聞
  いて、こういうときだけでなく普段から考える必要があると思いました。相手を思いや
  る気持ちは障害者相手だけでなく、健常者のときにも必要で、障害者相手のときだけと
  考えていたら障害者に対してもできないと考えました。

〈先生から〉
 ○事前打ち合わせにより、早い段階で、当日の動きを確認することができて、実施計画が
  しっかりと作成できました。
 ○講座では生徒を飽きさせない工夫があって、最後まで関心をもって講演を聞くことがで
  きていました。
 ○講座の翌週に人権標語をつくる活動がありましたが、学んだことが生かされていると感
  じる作品がありました。人権について考える機会を今後も大切にしていきたいと思い
  ます。

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