1.実施施設名: 横浜市立奈良の丘小学校

2.実施日時: 平成30年11月8日  10:40~12:10

3.対象者:   4年生 学年全体2クラス 80名

4.内容:
(1)導入
  ○どんな配慮で見えない人にも伝わるかな?
  ○キーワード
  ○講師の自己紹介
  ○白杖の二つの役わり、白杖歩行について
(2)五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
  ○人が見ること以外で周りのことがわかることの確認
  ○聞いてわかる体験、さわってわかる体験
(3)日常生活
  ○画像を映しだしての、ちょっとした工夫(料理のときなど)
  ○画像を映しだしての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
  ○画像を映しだしての、バリアフリー製品の紹介とその意味
  ○人的サポートの重要さを説明
(4)視覚以外の感覚を使ってのジャンケンの体験
(5)児童自身が受けている、受けてきた「配慮」を具体的な事例を挙げて説明
(6)机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(7)画像4枚を使って、どのような思いやり、配慮によって、障害は作られたり、なくし
   たりすることができるかを、児童と考える。
(8)まとめ
 ・様々な、障害は、みんなの思いやり、配慮によって、作り出すこともなくすこともでき
  ること。
 ・お互いに配慮や共生の気持に溢れた社会が出来ることが、みんなが快適に暮らせる社会
  の実現に繋がること。

5.講師の感想など
 ○校長先生ならびに担当の先生の熱意が高いと感じられた。
 ○全体的に反応の多い児童だった。

6.学校からの感想など
〈児童から〉
 ○障害はなくすこともできるし、作れることもできるということを知り、なくしていきた
  いなと思いました。僕はみんな違ってみんないいと言う言葉がとてもいいなと思いま
  した。これから僕も配慮していきたいなと思いました。
 ○白杖やスマホのアプリで少しずつ障害は減っているけど、他の人の配慮で壁は大幅に減る
  と思いました。これから僕は困っている人を見たら助けたいです。
 ○障害は体が不自由なことだとずっと思っていたけど、邪魔な物などだと聞いてこんなにビ
  ックリしたのははじめてです。今日この学習ができてよかったです。
 ○目が見えないのは一人ひとりの個性であって、それを差別する方が悪いのだと感じまし
  た。そのために私は配慮して目の見えない人に限らず手伝いをしたいです。「みんな
  ちがってみんないい」が大切です。

〈先生から〉
 ○事前打ち合わせで講師と直接話ができ、思いが伝わり、教員も、同じ方向を向いて授業を
  行うことができたのでよかった。
 ○経験に基づくわかりやすい話だったので児童は興味を持って聞くことができた。途中での
  ゲームや体験は気分転換になり最後までしっかり聞けた。
 ○講師の人としての魅力に説得力があった。児童も教員も「機能障害のあるなしなんて関係
  ないな」ということを実感させてもらった。

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