1.実施施設名: 横浜市立平沼小学校
2.実施日時: 平成30年11月20日 13:35~15:05
3.対象者: 4年生 学年全体3クラス96名 先生2名
4.内容
(1)導入
(2)目以外から伝わる感覚
1) だれもが視覚以外の感覚を使って生活をしていることの確認
2) 音あて・筆箱ゲーム
3) 五感の中の視覚以外の四感の再確認と「経験と記憶の活用」の重要性の確認
(3)生活
1) 困らない
ユニバーサルデザイン バリアフリー
2) 困る
○困るのは何で、どうしたら困らなくなるの
→今、困るままにしておけないから、自分なりの工夫で困らなくしている
3) 外出で困らないために
○白杖の利用(バリアフリー)
○点字ブロック・周囲の音
○周囲の人の声かけ・情報提供が障害を激減させる
○代表児童とともに一般的誘導法の紹介
(4)配慮の実践 ジャンケン大会
1) 見えない人も共にジャンケンで楽しめるように配慮する方法を考える
2) 配慮したジャンケンを全員で実施(負け残り3回)
(5)負けのこり児童の表彰
(6)児童の日常への応用
1) 受けている配慮・・・学校の設備などを事例に
2) している配慮・・・手伝いなどを事例に
(7)障害を見抜く視点の獲得と解決法の創造
・・・どんな障害があるの? その原因は? 解決法は?
1) 実物を使って
2) イラストを使って
(8)まとめ
多様性の尊重→みんな違ってみんないい
(9)質問タイム
(10)児童さんへのメッセージ
5. 講師の感想など
○児童の声出しも積極的にできていた。
○休憩時間に多くの児童が講師と交流できた。
6.学校からの感想など
〈児童から〉
○障害を作らないためにいろいろなことを思い合うことが大切なんだなと思ったから、普段
から活かしていきたいです。あと困っている人がいたら助けたいです。目が見えない人
たちにする案内もやりたいです。
○バリアフリーや配慮で目が不自由な人も普通の人も同じように助かったりすることがわか
りました。
○自分たちも配慮をしてもらって生活していることに初めて気づきました。障害はその人の
体にあるわけでなく他の人が作り出していることがわかったので障害を作り出さないよ
うに気をつけて生活しようと思いました。
○私は将来、目の見える人だけのものにしないように、目が見えなくても不安が無く生活
できるようにいろんなものを作りたいと思います。そしてみんなにこの世には目が見
える・耳が聞こえるという人ばかりでないということを知って欲しいと思います。
〈先生から〉
○児童は真剣に話を聞いていた。特に、障害は状況が作っていることに驚きを持っていた
ようだった。また、視覚を使わなくても自分たちもできていることがたくさんあり、
視覚障害者の方が様々なことができることに驚きを持っていた。
○バリアフリーやユニバーサルデザインは「自分の考え方」であることが分かりました。
ユニバーサルデザインは、ありとあらゆる人に関係していることもよく理解できま
した。