1.実施施設名: 横浜市立豊田小学校
2.実施日時: 平成31年2月4日 10:50~12:25のうち50分間
3.対象者: 4年学年全体2クラス75名
4.内容:
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
・聞いてわかる
・さわってわかる など (音当てクイズ、含む)
②画像を出しての、自分自身の工夫
③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④画像を映し出しての、バリアフリー製品の紹介とその意味
⑤人的サポートの重要さを説明
ちょっとした配慮、声かけの体験
ジャンケンを通した、「障害」「配慮」の体験
(4)生徒自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障壁の考え方の説明
(6)まとめメッセージ
・障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできること
・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる
社会の実現に繋がること
(7)質問タイム
5.講師の感想など
○児童はおとなしく、熱心に聞いていた。
○先生が熱心で暖かく迎えてくれた。
6.学校からの感想など
〈児童から〉
○「配慮をすれば障害はなくなること」を、いっぱい学びました。もし自分が目が見
えなくなったら、とても不安だと思います。でも配慮があったら不安はなくなり
安心して暮らせます。私は配慮して、みんなが安心して暮らせる街を作りたいです。
○「自分にしかわからない辛いことや助けて欲しいことがあるかもしれない」という
ことを考えて、もしたいへんそうだったら体が不自由な人でもそうでない人でも
助けて、「みんなが笑顔になる日」にしていきたいです。そのような日が続くこ
とがあたりまえになるような世の中に変えていきたいです。
○どんな人でも配慮をすれば障害を無くすことができることがわかりました。自分で
できることがたくさんあるのを知りました。なので、人の役に立てることを知っ
たので困っている人に配慮をしていきたいと思いました。
○みんなちがってみんないいっていう言葉が心に残っています。いろいろな障害を一つ
の個性として考えている講師の方、素敵だと思います。相手のことを思って配慮す
る。こんな何気ないことでも毎日心がけていこうと思いました。
○きょう、「思いやりをすること」がどんなことに繋がるのかがわかりました。目の
不自由な人が困っていたら「何か僕にできることありませんか」と声をかけたいと
思います。また、友だちや家族にも声かけをしていきたいと思います。
〈先生から〉
○視覚障害をはじめ社会の中でのあらゆる「障害」、ユニバーサルデザインなどにつ
いて知り、考えることができた貴重な学びの機会をいただきました。
○児童は特に「配慮」や「みんなちがってみんないい」などに興味をもって参加して
いました。教室に戻ってからもよく話をしていました。
○事前打ち合わせにおいて 講師が伝えたい大切なこと、願いをうかがうことができ
たので、事前学習で子どもたちに伝えることができました。子どもたちも心をひら
いて、目的をもってお話を聴くことができました。