1.実施施設名: 横浜市立さつきが丘小学校

2.実施日時: 令和元年6月27日(木) 13:25~14:50

3.対象者:4年生学年全体115名

4.内容: 
 テーマ:障害ってなんだろう・障害はどこにあるんだろう
 目 的:「障害」が作られる原因に気づき、どうすれば障害を無くして行けるのかを考える

(1)導入
   1) 講座中に協力してほしいこと
   → 声を出してください。
   2) 講座の概要
   3) 講師の自己紹介
(2)講師の生活の紹介
  1) パソコンで・・・文字を書く・文字を読む、新聞を読む、メールを読む、本を読む
   2) 外出する
(3)声だしジャンケン
(4)体にある障害と社会にある障害
  1) 障害をなくす配慮のしくみ①バリアフリー
    ○ バリアフリーの説明、製品や仕組みの紹介
  2) 障害をなくす配慮のしくみ②ユニバーサルデザイン
    ○ ユニバーサルデザインの説明、製品や仕組みの紹介
    ○ 音当てクイズ
  3) 障害をなくす配慮のしくみ③だれもができる配慮
    ○「配慮」とはどんなことかの説明
    ○ 代表児童による声かけ誘導体験
(5)「障害」ってなんだろう・「障害」ってどこにあるんだろう
   何が「障害」になって、どうしたらなくなるの ?
  → イラストを見ながら次のことについて児童に問いかけながら考える
  1) どんな「障害」があるのか
  2) なぜ「障害」が作りだされてしまったのか
  3) その「障害」をなくすにはどうすればよいか
(6)まとめメッセージ
  いろいろな人と共に暮らせるステキな心をもった人になってね!

5.講師の感想など
 ○ 同じ4年生でも6月に実施すると、秋の実施に比べると基本的な学習がなされていない
  ため、子供たちの反応がかなり違っていた。その意味ではこの時期に福祉講座を実施す
  る大切さを改めて実感できた講座だった。

6.学校からの感想等
〈児童から〉
 ○ 自分が得意なことを友だちができなかったり、友だちが得意なことを自分ができなかっ
  たり、一人ひとり違うんだなと思いました。私はみんなが同じ性格、同じ顔なんていや
  です。みんなちがってみんないいというのは本当ですね。
 ○ きょうの話を聞いて、目が見えなくなっても安心してすごせます。目が見えなくても配
  慮があれば困らずに生きていけるという社会なら安心です。僕も困っている人たちを減
  らしてたくさんの人たちに喜んでもらいたいです。
 ○ 学んだことは2つの障害です。一つは体の障害は消すことはできないけど、もう一つの
  社会の障害は配慮で消せることを教えてもらいました。
 ○ 話を聞いてより配慮するにはどうしたらいいか考えました。今の社会でも配慮に取り組
  んでいて、バリアフリーやユニバーサルデザインなどがあります。だけどこれだけでは
  足りないことがたくさんあります。なので自分で工夫して、もっと障害を無くしたいで
  す。
 ○ 目の見えない人たちでも声で表せばわかるということを知ることができました。私たち
  でも目が不自由な人たちのために肩や腕をかせるので少しでも力になれると知りまし
  た。私はこれからもいろいろな人の力になりたいと思いました。
〈先生から〉
 ○ 今回のように、「自分たち(社会)が障害をつくってしまう」ということにふれる内容
  ですと、子どもたちにとって新鮮な気付きがあると思います。
 ○ 子どもたちは講話の内容をよく覚えていました。一人ひとりが「障害」について考える
  ことができたと思います。

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