1.実施施設名:横浜市立中和田小学校

2.講座実施日時:令和元年11月7日(木)  5~6校時 13:40~15:10

3.対象者: 4年生学年全体4クラス 126名

4.内容:
(1)導入
(2)目以外から伝わる感覚
  ○ 視覚以外で伝わること
  ○ 見なくてもわかるゲーム
  ○ 五感の中の視覚以外の四感の再確認と経験と記憶の重要性の確認
(3)日常生活
 1)屋内編
  ○ 障害がない事例
   →ユニバーサルデザイン・バリアフリーデザイン製品の利用
   →見えないことを逆に楽しむこともできるよ。
  ○ 障害がある事例
   →自分なりの工夫で障害をなくしていることの紹介
 2)外出編
  ○ 白杖の役割の説明
  ○ 周囲の音や点字ブロックなどの足裏からの感覚
  ○ 周囲の人の声かけ・情報提供が障害を激減させる
 3)一般的誘導法の紹介  寸劇
(4)児童の日常への応用
  児童自身が受けている配慮  学校の設備などを事例に
(5)障害を見抜く視点の獲得と解決法を創造する演習
  どんな障害があるの? その原因は?  解決法は?
   ○ 実物を使っての演習
   ○ イラストを使っての演習
   ○ 障害はどこにあるのかの確認
(6)配慮の実践  ジャンケン大会
(7)まとめ
(8)質問タイム
(9)児童さんへのメッセージ

5.講師の感想など
 ○とても元気な児童さんでした。
 ○後ろの方に座っている児童も端の方に座っている児童も、みんな積極的に問いかけにこた
  えてくれていました。

6.学校からの感想など
〈児童から〉
 ○今まで体の不自由な人は大変だなとしか思っていなかったけど、もしかしたらその大変や
  障害を作っているのは自分かもしれないなということを知って、これからは思うだけで
  なく実行に移していって、いつか体の不自由な人は大変だなあとも思わないほど、共に
  生活できるようにしたいです。
 ○僕が大人になって新しいものを作り出すとしたら、誰もが使えるようなものを作り出そう
  と思いました。これから僕はいろんな人に少しでも自分にできることをしてあげようと
  思いました。
 ○目の不自由な人が障害を作っているわけじゃなくて、仲間はずれにしている人が障害を
  作ってる。みんなよくてみんないい。一人ひとり、個性を大事にして胸を張って生きて
  欲しい。自分と違っても理解してあげることが大事。
 ○障害者も障害はあるけど障害者の障害ではなく社会の障害だとわかりました。障害者の害
  という字だけど障害者が悪いのではなくて社会の心が害になってきているのではないか
  と感じました。
 ○体にある障害はあまり心を傷つけないと思うけど、一番心が傷つくのは社会の障害だと思
  いました。みんな違う人なのに障害のない人が当たり前になって障害者のことを考えな
  い世界になっています。なので私はこれからの世界は誰もが暮らしやすく誰もが関わっ
  て一人ひとりの個性に溢れる世界になればいいなと思いました。
 ○目が見えなくてもみんなと同じ楽しみや関わりを持てることを感じました。それに自分が
  他の人の邪魔をしているということもわかったのでこれからは相手の立場になった時に
  障害のある人などは何に困るか自分は何をすればいいか考えてみたいです。
〈先生から〉
 ○子どもは自分にできそうなことをよく考えていました。
 ○私たちも今後の調べ活動のヒントがいただけてよかったです。

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