1.実施施設名: 横浜市立万騎が原小学校

2.実施日時: 令和元年10月21日(月) 10:30~12:00

3.対象者:4年生学年全体47名

4.内容: 
 テーマ:障害ってなんだろう・障害はどこにあるんだろう
 目的:「障害」が作られる原因に気づき、どうすれば障害を無くしていけるのかを考える
(1) 導入
  1) 講座中に協力してほしいこと
   → 声を出してください。
  2) 講座の概要
  3) 講師の自己紹介
(2)講師の生活の紹介
  1) パソコンで・・・文字を書く・文字を読む、新聞を読む、メールを読む、本を読む
  2) 外出する
(3)声出しジャンケン
(4)体にある障害と社会にある障害
  1) 障害をなくす配慮のしくみ① バリアフリー
   ○ バリアフリーの説明、製品や仕組みの紹介
  2) 障害をなくす配慮のしくみ② ユニバーサルデザイン
   ○ ユニバーサルデザインの説明、製品や仕組みの紹介
   ○ 音当てクイズ
  3) 障害をなくす配慮のしくみ③ だれもができる配慮
   ○「配慮」とはどんなことかの説明
   ○ 代表児童による声かけ誘導体験
(5)「障害」ってなんだろう・「障害」ってどこにあるんだろう
   何が「障害」になって、どうしたらなくなるの ?
   → イラストを見ながら次のことについて児童に問いかけながら考える
  1) どんな「障害」があるのか
  2) なぜ「障害」が作りだされてしまったのか
  3) その「障害」をなくすにはどうすればよいか
(6)まとめメッセージ
   いろいろな人とともに暮らせるステキな心をもった人になってね!

5.講師の感想など
 ○ 児童はよく声を出して講座に参加していた。
 ○ 声出しジャンケンがとても盛り上がった。

6.学校からの感想など
〈児童から〉
 ○体の障害は治せないけど社会の障害は無くせる、この言葉を聞いて私は障害がある人は
  もちろん、町の困っている人に親切に助けてあげようと思いました。私は自分で誰かに
  障害を与えないように気をつけたいです。そしてどんな人にも笑顔で接して困っている
  人を助けたいです。
 ○障害には二つの意味があって体の障害と社会の障害があります。体の障害は無くせないけ
  ど社会の障害はなくせるということを教えてもらいました。社会の障害のキーワードは
  配慮です。配慮には二つあってバリアフリーとユニバーサルデザインがあります。僕は
  社会の配慮が増えるといいなと思います。なので時間があって困っている人がいたら声
  をかけたいと思います。
 ○私は話を聞いて考えたことや初めて知ったことが三つあります。一つ目は目の不自由な人
  もみんなの助けがあれば、ほぼ目が見える人と変わらない生活ができるということで
  す。なぜかと言うと私は目の不自由な人は色々とできないことが多いと思っていまし
  た。でも話を聞いてできないこともあるけど出来る事の方が多いということがわかりま
  した。二つ目は体の障害はなくせないけど社会の障害はなくせるということです。なぜ
  かと言うと私は社会の障害もなくせないと思っていたからです。なので自分ができるこ
  とをやっていきたいです。三つ目はパソコンなどの機械も目の不自由な人でも使えると
  いうことです。なぜかと言うとパソコンやスマホなど目の不自由な人はできないと思っ
  ていました。でも音声が出るソフトを入れればできるということがわかりました。私は
  目の不自由な人でも暮らしやすい街になったらいいなと思いました
 ○僕は、配慮は親切に優しくするということを知って、点字ブロックに荷物を置かない、 
  困っている人を助けてあげるなどして社会の障害を減らしていきたいなと思いました。
  体の障害はなおすことができないけども社会の障害は無くすことができるので、社会の
  障害をなくして皆が共に暮らすことができるようにしたいです。そのために手伝ってあ
  げたり誰もが仲間外れにならない生活をしたりしていきたいです。
〈先生から〉
 ○児童は熱心に聞いていたと思います。自分にできることや社会の障害をなくしていくこと
  の大切さに気付いていました。見方や考え方を広げることができました。
 ○できないことを知ってほしいのではなく、どうすればできるようになるか。対応の仕方を
  知らないと差別につながるそういった考えを実現するには社会にある障害を"配慮"を通
  して少なくしていくこと、なくしていくことの大切さに気付きました。共に支えられて
  生きていく、みんなが活躍できる社会作りをしていくことの大切さに改めて気づきまし
  た。障害はどこにあるんだろう、まだまだ課題はありますが個人に対する適切な配慮は
  学校現場においても必要です、子ども達の考え方にも大きな変化を感じました。

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