1.実施施設名:  横浜市立上菅田小学校

2.実施日時: 令和元年12月 6日 13:30~14:30

3.対象者: 4年生学年全体4クラス 133名

4.内容:
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
  ①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
   人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
   ・聞いてわかる
   ・さわってわかる など  (音当てクイズ含む)
  ②画像を出しての、自分自身の工夫
  ③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
  ④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
  ⑤人的サポートの重要さの説明
   ・ちょっとした配慮、声かけの体験
   ・ジャンケンを通した、障害をなくす、配慮の体験
(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
   机と椅子を使った、障害・配慮の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方の説明。
(6)まとめメッセージ
 ・障害は作り出すことも無くすことも、みんなの気持ち次第でできること
 ・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる
  社会の実現に繋がること 
(7)質問タイム

5.講師の感想など
 ○とてもおとなしい児童さんでしたが、よく聞いてくれた。

6.学校からの感想など
〈児童から〉
 ○改めて「人間には配慮・思いやりが必要なんだな」と思いました。今日のお話を聞いて
  一番びっくりしたことは、バリアフリー・ユニバーサルデザインです。僕は今までこの
  バリアフリーやユニバーサルデザインのことを知りませんでした。ですが、このような
  障害を無くすようなものができているのは、やっぱり人間の配慮・思いやりがある
  からだと思いました。
 ○大切なことがわかりました。一つ目は配慮です。私は困っている人を見かけたら今日の
  ことを活かして助け合おうと思います。二つ目は共生です。人を少しでも思いやること
  で困っている人は助かるのだなと思います。まず、自分の身の回りからできることを
  して、人の邪魔(障害)にならないようにしたりして、身の回りの人が困らないように
  したいです。何がどうして困っているのかを考えたりします。
 ○僕が一番に学んだのは配慮です。配慮は目が不自由な人だけではなく、普通の人でも
  身近に感じる体験ができることがわかりました。身近なことで配慮ができたら嬉しい
  です。
 ○僕は過去を振り返ると、障害を作っていることがよくありました。でも、自分のせいで
  誰かが不便になっていると知ったので、今日の学習を通して絶対に障害を作る人には
  なりません。これからの生活に活かしたいです。
 ○障害がある人はほとんど何もできないと思っていたけど、できることに本当に驚きま
  した。僕も、何かしらで障害を持つかもしれないけど、色々出来る自信を持ちました。
 ○僕は今日の話を聞いて点字ブロックには目が不自由な方が通るので荷物や自転車など
  道をふさぐものは置かないように気を付けます。
 ○これから友達や困っている人を見かけたら配慮をしていきたいと思いました。
〈先生から〉
 ○児童が高い興味を示していました。体験談や写真もあったことで、児童にとって理解の
  助けとなっていました。
 ○目が見えない方にとっての支援だけでなく、常日頃の教室内の友達関係などにも目を
  向け、話をしてくださったことで、町の中だけでなく日々の生活にすぐに生かせること
  を話していただけたので、とてもありがたかったです。「配慮・共生・みんな違って
  みんな良い」が学校生活の中でどれくらい実践できるかということを考えさせること
  で、子どもたちの変容が期待できると感じました。

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