1.実施施設名: 横浜市立白根小学校
2.講座実施日時: 令和元年11月26日 3~4校時 10:40~12:10
3.対象者: 4年生学年全体3クラス 123名
4.内容:
(1)導入
(2)見ること以外でわかること
①五感の中の視覚以外の四感の確認
②音あてクイズ
③四感の再確認と記憶と経験の重要性の確認
(3)わたしの生活 : 家の中
《困らないこと》
①ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
②バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
《困ること と その解決法》
③情報が伝わらない仕組みの物は困る
→自分なりの工夫で解決していることもある
(4)わたしの生活 : 家の外
①白杖歩行 白杖の2つの役割 と 点字ブロックの意味
②人と歩く方法
③盲導犬歩行 盲導犬がしていること と されると困ること
④周囲の人の配慮で障害が激減する
1)寸劇を使って 障害を作る人・無くす人の確認
2)寸劇の振り返り
3)代表児童の誘導体験
4)障害を無くす方法を考える
(5)前半の振り返り
→見えない人に「どんなときに障害がなくて」「どんなときに障害があるのか」
(6)児童自身への応用
→児童自身が使っているバリアフリー製品・受けている配慮の確認
(7)社会の障害を見つけて解決する演習
①実物を見ての演習
②イラストを見ての演習
→どこに障害があるか どうしたら解決できるか を考える
③障害は個人の体でなく社会にあることの確認
(8)配慮の実践 ジャンケン大会
①見えない人も仲間に入れるジャンケンの方法を考える
②実際に児童と講師とで ジャンケンを行う
(9)まとめメッセージ
①多様性の尊重
②みんなが楽しく暮らせるには
③キーワードのリマインド
(9)質問タイム
5.講師の感想など
○児童はとても元気がよく、たくさんの声が出ていた。
○寸劇は先生方がとても上手で、児童も楽しみながら見てくれていた。
○積極的に誘導体験もしたいという児童が大勢いたようだ。
6.学校からの感想など
〈児童から〉
○障害についての考え方が変わりました。障害が体の不自由なことをいうのではなく、
社会の中で自分たちが作っていることを知りました。
○障害は誰でもが作ってしまうことが分かりました。家族で話し合おうと思いました。
○誰でもが困ることが起こり、気づかないうちに障害を作り出していることに気づきま
した。
○目の見えない人は声を出して話しかけることで 障害が少なくなることがわかりまし
た。
○自分一人では助けられないことも友達などと協力して困っている人を助け合っていく
ことも大切だなと思いました。
○体が不自由でも、配慮によって障害がなくせるので、誰でもが不自由が無くなること
がわかりました。
〈先生から〉
○視覚障害当事者講師が話してくださる言葉は心に響いたようです。
○「障害を作ってしまうこともある」は、子どももハッとしていました。目や耳が不自
由だったり手や足が不自由だったりする事が障害なのではない ということが子ど
もにとってとても大切なこととして伝わったように思います。