1.実施施設名: 横浜市立桜岡小学校

2.実施日時: 令和元年11月18日 3~4校時 10:40~12:15

3.対象者: 3年生学年全体2クラス 88名

4.内容:
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
  ①五感の中の視覚以外の四感+記憶の活用
   人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
   ・聞いてわかる
   ・触ってわかる など  (音当てクイズ含む)
  ②画像を出しての、自分自身の工夫
  ③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
  ④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
  ⑤人的サポートの重要さの説明
  ・ちょっとした配慮、声かけの体験
  ・ジャンケンを通した、障害をなくす、配慮の体験
(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
   机と椅子を使った、障害、配慮の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方の説明
(6)まとめメッセージ
 ・障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできること
 ・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる
  社会の実現に繋がること 
(7)質問タイム

5.講師の感想など
 ○児童からは講師の趣味に関する質問が多く、元気な児童だった。

6.学校からの感想など
〈児童から〉
 ○特に印象に残ったのは「私は目が見えないという個性を持っていますとも言えます」
  という言葉を講師の人が言っていたことです。その言葉を聞いて障害をなくす人に
  なりたいと思いました。これからは障害を無くしたり困っている人をなくしたりし
  たいです。
 ○私は思いやりを持とうと思いました。なぜかと言うと障害がある方はいるし、他に
  も手伝いが必要な方がいれば助けになりたいからです。相手の立場になってその方
  にどんなお手伝いが必要か想像できる人になりたいです。また、助けが必要な方が
  声をかけやすいようにいつでも全ての人に思いやりを持っていきたいと思います。
 ○講師の人は目が見えないことを「障害」と言わずに「個性」と言っていて、かっこ
  いいと思いました。「努力をすればできる」と言っていたのも、かっこいいと思い
  ました。
 ○僕は「ちーちゃんのかげおくり」のお話の感想で、戦争の無い社会にしたいと書い
  たけれど、戦争がないだけじゃなくて、障害の人も困らない社会にしたいです。
 ○みんなが助け合ったりいろんな人を助けるといい気持ちになったり、その人が助か
  るなと思うから、僕は色々な人を助けていきたいです。
 ○講師の人と僕たちの間に障害を無くすゲームをしました。障害があるといろいろな
  人が困るので無くそうと思いました。障害がある人のために自分が助けるという配
  慮や思いやりを持つことが大切だと思いました。
〈先生から〉
 ○お話が、児童たちのなかに、すっきりとおちたようです。
 ○「思いやり」「配慮」「障害は自分が作っている」という三点については、日頃か
  ら意識するようになっているようです。

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