1.実施施設名: 横浜市立小田小学校

2.実施日時: 令和元年12月9日 9:35~11:25

3.対象者:  3年生127名 4年生89名

4.内容:
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
  ① 五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
   人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
   ・聞いてわかる
   ・触ってわかる  など  (音当てクイズ含む)
  ② 画像を出しての、自分自身の工夫
  ③ 画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
  ④ 画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
  ⑤ 人的サポートの重要さの説明
   ちょっとした配慮、声掛けの体験
   ジャンケンを通した、障害をなくす、配慮の体験
(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
   机と椅子を使った、障害、配慮の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方の説明
(6)まとめメッセージ
 ・障害は作り出すことも無くすことも、みんなの気持ち次第でできること
 ・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる
  社会の実現に繋がること
(7)質問タイム

5.講師の感想など
 ○3年生の方がかなり積極的な感じがした。
 ○先生が事前準備、当日の児童への対応など、熱くかかわってくれた。

6.学校からの感想など
〈児童から〉
(3年生)
 ○私は配慮がどれだけ大切なのか、知りました。講師の人の言うとおり、障害が多いと、
  いろんな人が困ってしまいますね。私は障害を生み出す人たちを減らすために、
  なるべく注意を呼びかけて、障害の無いところにしたいです。それに配慮を自分から
  して、より良い学校にしたいです。
 ○僕は講師の人の「人は障害を作ることもできるし、無くすこともできる」という言葉
  が、深く心に残り、できる限りですが、障害を無くそうと思いました。ゆくゆくは、
  目の見えない人や何か体に障害がある人も何も障害が無い人と同じように生活できる
  世の中になったらいいと強く願っています。
 ○話を聞いて学んだことは、どのような社会であったら障害を無くせるかです。なぜなら
  障害を無くすことがどれだけ大切か、分かったからです。私はそのために手助けを当た
  り前に思って生活したいです。
(4年生)
 ○最初は難しいと思うから、まず簡単なところから取り組んでいきたいと思う。友だちを
  いつも大切にして、困っている人がいたら助けるという大切さや優しさを忘れずに、
  普段から生活したいです。
 ○私は周りに障害が無いと思っていました。でも、色んな所にあるんだなと思います。
  これからは周りの大切な人とか友達や他の人の気持ちを考えて行動しようと思います。
 ○不自由という個性、みんな違ってみんないい個性がある。その個性が「みんな良い」と
  いうことなんだなと感じました。みんなが持っている個性は、それぞれ違うからこそ、
  配慮が生まれるんだと思います。障害は恥ずかしいことじゃない。これから自分がなっ
  ても安心できるし相手がなっても配慮し思いやりを出来るようになりたいです。
〈先生から〉
 ○子どもに寄り添い、他人事でなく、自分ができることを考えるという視点は、とても
  よかったです。
 ○障害をもつ方だけでなく、クラスの友達に対しても、みんな違っていて、それぞれに
  配慮が必要であることを強調していただけて、ありがたかったです。日々の学校生活
  に生きる内容で、他の職員からもお礼の言葉がたくさん上がっていました。

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