1.実施施設名: 横浜市立本宿中学校

2.実施日時:令和2年1月31日(金) 10:40~11:40  11:50~12:50

3.対象者: 中学1年生学年全体110名 を2つに分けて2回実施

4.内容:
(1)導入
(2)見ること以外でわかること
  ①五感のうちの視覚以外の四感の確認
  ②四感以外の人の行動に重要な事項の確認
(3)わたしの生活 家の中
 《困らないこと》
  ①ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
  ②バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
 《困ること と その解決法》
  ③情報が伝わらない仕組みの物は困る
  → 自分なりの工夫で解決していることもある
(4)わたしの生活 家の外
  ①白杖歩行  白杖の2つの役割 と 点字ブロックの意味
  ②人と歩く方法
  ③盲導犬歩行  盲導犬がしていること と されると困ること
  ④寸劇を使って周囲の人の配慮で障害が激減することの説明(生徒の誘導体験含む)
(5)前半の振り返り
  → 見えない人に「どんなときに障害がなくて」「どんなときに障害があるのか」
(6)生徒自身への応用
  → 生徒自身が使っているバリアフリー製品・受けている配慮の確認
(7)社会の障害を見つけて解決する演習
  → どこに障害があるか どうしたら解決できるか を考える
(8)まとめメッセージ   
  ①体の障害と社会の障害 …… 障害はどこにあるの
  ②障害の無い社会にするためには
  ③障害のない社会 …… だれもが楽しく暮らせるには
  ④キーワードのリマインド

5.講師の感想など
 ○さすが中学生で話をよく聞いている様子だった。
 ○生徒がよく声を出して(特に2回目)ので講座を進めやすかった。

6.学校からの感想など
〈生徒から〉
 ○この街の中にある色々なユニバーサルデザインについて知ることができ、この街の障害
  を無くすためにはどんなことが必要なのか、自分には何ができるのか考えることができ
  ました。
 ○ユニバーサルデザインやバリアフリーを知って意外と身近にあるんだなと感じました。
  また盲導犬ユーザーの方との接し方や自分が社会に障害を作っているんだと知って、
  これからは周りのことも考えて行動しようと思いました。
 ○障害というのは人にあるものではなく、周りに障害があり、それが無くなれば、
  みんなが楽しく暮らせる街になるのだとわかり、自分もみんなが暮らしやすい街に
  していきたいと思った。
 ○街で目の不自由な方を見かけたことはあったのですが、あまり関心を持っていません
  でした。今回のお話を聞いて目の不自由な方と盲導犬との信頼関係を感じ、関心を持
  ちました。これから町で困っている人がいたら助けになりたいです。
 ○私は駅で杖をついている人を見て大変そうだなとしか思わなかったけれど、講習を聞い
  て私たちが配慮をしたら皆が障害がなく良い暮らしができるということを知ることがで
  きました。これからは手助けが必要な人に声をかけて新しく挑戦したいと思います。
〈先生から〉
 ○大変だということを知るのではなく、何をしたらいいのかを考えることの大切さを伝
  えられる講座だった。
 ○さっそく講座後の部活動の遠征で、黄色の誘導ブロックの上に立たないように注意す
  る生徒もいた。

福祉教育活動報告トップへ | 福祉教育トップへ