1.実施施設名: 横浜市立中田小学校

2.実施日時: 令和2年1月27日 10:50~12:15

3.対象者:  4年生学年全体128名 

4.内容:
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
  ①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
   人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
   ・聞いてわかる
   ・さわってわかる  など  (音当てクイズ含む)
  ②画像を出しての、自分自身の工夫
  ③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
  ④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
  ⑤人的サポートの重要さの説明
   ちょっとした配慮、声掛けの体験
   ジャンケンを通した、障害をなくす、配慮の体験
(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
   机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方の説明
(6)まとめメッセージ
 ・障害は作り出すことも無くすことも、みんなの気持ち次第でできること
 ・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる
  社会の実現に繋がること 
(7)質問タイム

5.講師の感想など
 ○校長先生も含めて先生方は非常に熱心に取り組んでくださいました。

6.学校からの感想など
〈児童から〉
 ○講師の人は目が見えなくなった中で前はできていたこともできなくなり色々な障害が
  できてしまったと思います。けれど、その身の回りの障害は、私たちに無くすことも
  作ることもできます。だからこそ一人ひとりが思いやりを持ち、障害を無くそうと努
  力すれば、きっとこの世界の障害は消えると思います。そうなれば、みんなが気持ち
  よく生活でき、もっと、より良い社会になります。そんな世の中を作るために私も一人
  の人間として思いやりをもって障害を無くして、困っている人を助ける人になりたい
  です。そしていつかこの世界に障害で不自由になる人が全くいない世界になってほしい
  です。
 ○話を聞き、知ったことは、一人ひとりの配慮や思いやりで障害はなくなるということ
  です。みんなが配慮をし、共生をすれば障害が無くなり、障害者・お年寄り・大きな
  荷物を持っている人など、誰もがよりよく過ごすことができるということを知りま
  した。そして話を聞き、改めて思ったことは「みんな違ってみんないい」です。
  これから私は配慮ができる人間になりたいです。
〈先生から〉
 ○途中で休憩を挟むことによって集中して聞くことができていました。また、返事をし
  ながら参加するということで、自分事として話を聞くことができたように思います。
 ○子どもたちは障害がある方の障害についての話なのかと思って聞き始めたと思います。
  しかし、どうやって社会的な障害を取り除くか問う話だったので、総合の学習のテーマ
  である「自分たちにできることを考える」ということにつながる機会になったと思いま
  す。

福祉教育活動報告トップへ | 福祉教育トップへ