1.実施施設名: 横浜市立鴨志田第一小学校
2.実施日時: 令和2年12月4日 13:35~15:10
3.対象者: 4年生学年全体2クラス 41名
4.内容:
(1)導入
(2)見ること以外でわかること
1)五感のうちの視覚以外の四感の確認
2)音あてクイズ
3)四感の再確認と記憶と経験の重要性の確認
(3)わたしの生活 家の中
《困らないこと》
1)ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
2)バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
《困ること と その解決法》
3)情報が伝わらない仕組みの物は困る
→自分なりの工夫で解決していることもある
(4)わたしの生活 家の外
1)白杖歩行 白杖の2つの役割 と 点字ブロックの意味
2)人と歩く方法
3)盲導犬歩行 盲導犬がしていること と されると困ること
4)周囲の人の配慮で障害が激減する
①寸劇を使って 障害を作る人・無くす人の確認
②寸劇の振り返り
③代表児童の誘導体験
5)障害を無くす方法を考える
(事例)信号のある横断歩道
→どんな仕組みや配慮があったら見えない人にも信号の合図が伝わるかな?
(5)前半の振り返り
→見えない人に「どんなときに障害がなくて」「どんなときに障害があるのか」
(6)児童自身への応用
→児童自身が使っているバリアフリー製品・受けている配慮の確認
(7)社会の障害を見つけて解決する演習
1)実物を見ての演習
2)イラストを見ての演習
→ どこに障害があるか どうしたら解決できるか を考える
3)障害は個人の体でなく社会にあることの確認
(8)配慮の実践 じゃんけん大会
1)見えない人も仲間に入れるじゃんけんの方法を考える
2)実際に児童と講師とで ジャンケンを行う
(9)まとめメッセージ
1)多様性の尊重
2)みんなが楽しく暮らせるには
3)キーワードのリマインド
(10)質問タイム
5.講師の感想など
○たくさんの発言と笑い声があり、楽しい雰囲気の中で進められました。
○話をよく聞き、内容にそった応答が返ってきました。
6.学校からの感想など
〈先生から〉
○自分たちに身近なことの例示により自分事として考えることができたようです。分かりや
すくお話をしてくださったおかげで子どもたちも集中して聞くことができていました。
○自分とは状況や立場が違う方でも、自分たちと変わらない生活を送っていることを知り、
そして、自分たちの気が付かないうちに障害を作りだして、問題を抱えている人がいるか
もしれないとこれまでの行動を振り返る様子もありました。しかし、子どもたちの中には、
お話を聞いただけでは、まだ理解が難しく、"障害があってかわいそう"や"助けてあげる"
という一方的に誤った捉え方をしている子どももいました。今後、学習をさらに深めて
いったときに、いろいろな人が共に生活することが当たり前で、みんなが暮らしの中で幸
せに過ごすことができるようにするにはどうしたらよいか、そのためには自分はどうした
らいいのかなど、自分事として考えられるように、今回の学びを結んでいきたいと思いま
す。