1.実施施設名: 横浜市立荏田西小学校
2.実施日時: 令和2年12月11日 9:25~10:25(1,2組) 10:35~11:35(3,4組)
3.対象者: 4年生学年全体4クラス 141名
4.内容:
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
・聞いてわかる
・触ってわかる など (音当てクイズ含む)
②画像を出しての、自分自身の工夫
③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
⑤人的サポートの重要さの説明
ちょっとした配慮、声掛けの体験
ジャンケンを通した、障害をなくす・配慮の体験
(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方の説明
(6)まとめメッセージ
・障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできること。
・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる社会の実現に繋がること。
(7)質問タイム
5.講師の感想など
○先生方は当日の準備も含め、とても熱心に取り組んでくれた。
6.学校からの感想など
〈児童から〉
○私たちは周りの人達の配慮や支えがあって生きているのだと、わかりました。障害がある人ない人に関係なく、みんな違うことをいつも頭に入れておきたいです。そして、いつでも見守り支えてくださる方への感謝を忘れないようにしたいです。障害がある人がみんなの生活に合わせようと努力するのではなく、私たちが努力することによって、みんなが幸せに、そして楽しく暮らせる。今日の学習ではこのようなことを学ぶことができました。
○配慮や思いやりがあることで体に障害がある人だけでなく、みんなが楽しく暮らせると思いました。そして自分もみんなの気持ちを考えて行動すれば、みんなも障害がなく行動することができるから、自分もみんなも配慮、思いやりをし合っていくことが、本当に大切だと気がつきました。
◯私は今日の話を聞き、自分に障害があっても普段のように明るく元気にしようと思います。障害があってクヨクヨしていても前に進めないし、一人ひとりの個性の中の一つであると教えてもらったからです。個性の一つであると聞くと自信が湧いてきたなと感じています。しかも「みんな違ってみんないい」ということだから、きっと障害があっても大丈夫と、私は思いました。
○今日の話を聞いて今までに自分が障害を作ったかを振り返りました。電車に乗る時に降りてくる人をふさいでしまい、降りる人にとっては障害なので、これからは出てくる人の障害にならないようにしたいです。また、目の見えない人などに声をかけて目の見えない人などを安心させたり助けたりしたいです。そして自分が相手の気持ちをわかってあげて、自分がやられて嫌なことは相手にはしないようにしたいです。
◯僕は今日、話を聞いて「みんなちがってみんないい」ということが、わかりました。みんな一人ひとり個性や特徴が違うから、「みんなと同じじゃなくて当たり前」ということがわかりました。
◯僕は、今日、話を聞いて、改めてユニバーサルデザインやバリアフリーなどの存在があることで、たくさんの人が同じ暮らしが出来るんだと思いました。僕はユニバーサルデザインなどが今あるのは、障害者の人などの願いや人々の思いやりから生まれたと考えました。このように、みんなが一人を支えるような行動で差別などの無い同じ暮らしができると思うので、これからは相手の立場になってみて思いやって障害を無くしたり、みんなの個性を見つけたりしたいです。
〈先生から〉
○事前に打ち合わせをすることで、当日の準備や講座の流れを理解することができて良かった。
○障害についての理解を深める機会となりました。子供たちは、実生活の中であまり意識していない部分を体験したこともあり、「確かに駅とかであったことがあるけど、意識していなかった。」「自分たちが町の中で障害を作っているのかもしれない。」等の意見が出ました。そこで、子供たちの意識の中で、もっといろいろな障害について知り、これからの地域や自分たちの生活をよりよいものにしていきたいとの願いを持つことができました。