1.実施施設名: 横浜市立東汲沢小学校

2.実施日時: 令和2年12月8日 10:40~12:10

3.対象者:  5年生学年全体2クラス 64名
4.内容:

(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
・聞いてわかる
・触ってわかる など  (音当てクイズ含む)
②画像を出しての、自分自身の工夫
③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
⑤人的サポートの重要さの説明
ちょっとした配慮、声掛けの体験
ジャンケンを通した、障害をなくす・配慮の体験
(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方の説明
(6)まとめメッセージ
・障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできること。
・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる社
会の実現に繋がること。

5.講師の感想など
○打合せ後もメールで確認しながら、当日も準備段階から付き添っていただいた熱心な
先生だった。

6.学校からの感想など

〈児童から〉

○僕は障害の新たな意味を知りました。いつも体の不自由な人が障害だと思っていましたが、

違いました。そして最初の言葉の「目が不自由なのは個性」という言葉で、僕は心に響き

ました。

○私はこの学習を受けて、障害というものが誰にでもあって、それを作ってしまったりする

こともあれば、無くすこともできるというのが心に残りました。なのでこれからも障害を

作らないよう、この事を考え続けていきます。

○障害は自分で作れるし自分で無くせるということを、初めて知りました。だから私は障害

を自分で作らないようにして困っている人がいたら助ける。今日学んだそのようなことを

大切に、これからも生きていこうと思います。

○今日、学んだことは思いやりです。どうしてかと言うと、思いやりがあれば障害を無くす

ことが自分でもできるからです。思いやりがあれば自分も嬉しいし、相手も嬉しくなるか

らです。

○「みんな違ってみんないい」というところが僕もいいと思いました。人それぞれの良さが

あるからだと僕は心の底から感じました。

〈先生から〉

○講座の中で、自分の知らないことや分かることが増えるにつれて、興味をもちはじめてい

たのが、児童の表情から分かってきました。

○講座実施後は友達の事を手伝うときに「配慮する」といって、忙しい人を助ける場面が多

く見られました。また、ドアの付近で会話をしている児童が講座開始前より、減っていて

自分の周りを意識している姿が多くみられました。

○教員の視点からも気づかされた場面がありました。今後、児童に指導や授業をしていく際

に、様々な視点から見る大切さを伝えながら生かしていきます。