1.実施施設名: 横浜市立白根小学校

2.実施日時: 令和2年11月30日 13:35~15:00

3.対象者: 4年生学年全体3クラス 107名

4.内容:
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
・聞いてわかる
・触ってわかる など (音当てクイズ含む)
②画像を出しての、自分自身の工夫
③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
⑤人的サポートの重要さの説明
ちょっとした配慮、声掛けの体験
ジャンケンを通した、障害をなくす・配慮の体験
(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方を説明。
(6)まとめメッセージ
・障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできること。
・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる社
会の実現に繋がること。
(7)質問タイム

5.講師の感想など
○メールの活用もしていただき、先生が事前準備も含め、とても熱心に対応してくれた。
校長先生もとても熱心に対応いただいた。

6.学校からの感想など

〈児童から〉

○思いやりの気持ちや相手への配慮は大切なんだと思いました。私はこれから障害を作るの

ではなく障害を無くし、みんなが良い気持ちで過ごせるようにしたいと思いました。

○障害は人にあるんじゃなくて、作るものだと知りました。これから障害を起こさないよう

にしたいです。

○最初は目が見えないのはとても不便だと思っていたけど、話を聞いて僕は思いやりが少し

あるだけで障害のある人も障害のない人も楽しい生活ができるようになるんだなと思いま

した。自分は障害の事を色々知りたくなりました。僕は、障害は関係なく生活できる日が

早く来ればいいと思っています。

○私は目に障害がある人に会ったことがありましたが、怖くて話しかけることができません

でした。でもこの勉強をして頑張って話しかけてみようと思いました。障害の意味が分か

りそしてこれからは障害を作らないように気をつけることにしました。

○私は授業を受けて個性という言葉が心に響きました。みんな違ってみんないいということ

に、私は自分と他人は違っていいことなんだなと思いました。

○昔は障害のある人のこと、あまり関わらない方が良いのではないかと思っていました。お

話を聞いてみて障害があるからと言って決して仲間外れにする必要など無いと分かりまし

た。なのでこれからはしっかりと思いやりを持ち助け合うことが大切なんだなと思いまし

た。

〈先生から〉

○体験や実物の写真があることで、学習課題を自分事として捉えることができました。

○子どもたち一人ひとりは、それぞれ何かを感じてくれていることと思います。「共生」を難

しく捉えず、何気ない行動から「障害」を生んでしまうことを理解し、今後に生かしてほ

しいと願っています。