1.実施施設名: 横浜市立今宿南小学校

2.実施日時: 令和2年12月14日 10:40~11:25(4年生)  11:30~12:15(3年生)

3.対象者:  4年生学年全体2クラス 51名   3年生学年全体2クラス 59名

4.内容:
(1)導入
(2)見ること以外でわかること
1)五感のうちの視覚以外の四感の確認
2)四感の再確認と記憶と経験の重要性の確認
(3)わたしの生活 家の中
《困らないこと》
1)ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
2)バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
《困ること と その解決法》
3)情報が伝わらない仕組みの物は困る
(4)わたしの生活 家の外
1)白杖歩行  白杖の2つの役割 と 点字ブロックの意味
2)人と歩く方法
3)盲導犬歩行  盲導犬がしていること と されると困ること
4)周囲の人の配慮で障害が激減する
①寸劇を使って  障害を作る人無くす人の確認
②代表児童の誘導体験
(5)前半の振り返り
→見えない人に「どんなときに障害がなくて」「どんなときに障害があるのか」
(6)児童自身への応用
→児童自身が使っているバリアフリー製品・受けている配慮の確認
(7)社会の障害を見つけて解決する演習
1)実物を見ての演習
2)イラストを見ての演習
→どこに障害があるか どうしたら解決できるか を考える
3)障害は個人の体でなく社会にあることの確認
(8)配慮の実践〈3年生のみ〉 ジャンケン大会
1)見えない人も仲間に入れるジャンケンの方法を考える
2)実際に児童と講師とで ジャンケンを行う
(9)まとめメッセージ
1)多様性の尊重
2)みんなが楽しく暮らせるには

5.講師の感想など
○3年生4年生ともに、講座中、終始意欲的に参加する様子が感じられました。
○内容に沿った発言が多く出ていました。特に4年生は障害発見演習で意欲的な発言が
たくさん出て深く考えることができました。3年生も、もう少し詳しく話をした方
がよかったと思うくらい、よく理解していました。

6.学校からの感想など

〈児童から〉

○社会にはいろんな人がいるんだなと思いました。自分とは違っていても、みんな同じ

人間なんだなと思い、そうやって人は高めあっていくことが分かったからです。

○ルールを守っていない人がいることで、障害の人たちや色々な人が困るんだろうなと

思いました。これからはいろいろなことを自分勝手ではなくて、周りを見て困ったい

ろんな人を助けられたらなと思いました。

○今までどこかが悪い所がある人は仲間はずれだと思うことが多かったけれど、今日の

勉強で工夫すれば目が見えない人も社会の皆が声をかけ思いやったら、みんな同じっ

てことを知りました。

○私はみんな違ってみんないいという言葉を忘れないようにします。みんなが違うから

こそ助け合えると思いました。私は人のことをよく考えて行動をしたいです。

○声のかけ方など家族に教えたりして、いじめのない世界にしたいです。

○自分が障害を作ったり障害をなくしたり自由自在なんだなということが知れました。

そして元から障害を作らないことが大事なんだなと思いました。

○盲導犬が案内していると思ったけど飼い主が道を教えているとして驚きました。盲導

犬にはしてはいけないことがあることを知りました。

〈先生から〉

○講話だけでなく、ロールプレイや演習などの内容もあったので、子どもたちの視覚的

支援となり、落ち着いて参加する姿が見られました。

○子どもたちが正しい知識を身に付けることができました。