1.実施施設名: 横浜市立本宿中学校

2.実施日時: 令和3年1月22日 10:15~11:05

3.対象者: 1年生学年全体4クラス 134名

4.内容:

(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む

(2)講師の自己紹介と体験談

(3)日常生活の紹介

①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用

人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験

・聞いてわかる

・触ってわかる など (音当てクイズ含む)

②画像を出しての、自分自身の工夫

③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味

④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味

⑤人的サポートの重要さの説明

ちょっとした配慮、声掛けの体験

(生徒が考える)「視覚障害者が信号待ちをしていたらどんな配慮ができるか」

⇒ちょっとした声掛け体験

(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明

机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験

(5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方を説明

(6)まとめメッセージ

・障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできること。

・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる社

会の実現に繋がること。

5.講師の感想など

○打合せ後に様々な変更があったが、ひとりの先生が当日の用意を含めて熱心にかかわってくださった。

6.学校からの感想など

〈生徒から〉

○特に印象に残ったことは、人は配慮・思いやりをすることで、いろんな障害を無くせるという言葉です。私はまず身近なクラスメイトの壁をなくし誰もが笑顔でいられるようにしたいです。

○今日の話を聞いて思いやりがすごく大切だということがわかりました。ひとつの小さなことで、その人の大きな助けとなると思いました。色々な人を思いやることによって、皆が仲良く共生していくことができると思いました。

○私が今回の講座で一番心に残っている言葉は、障害は自分で作ることもできればなくすこともできるという言葉です。私にとって障害は一生治らない重いものというイメージが強かったですが、講師の方の視覚障害を認め向き合い楽しそうに生きている姿を見て、考え方が変わりました。決して重いものなんかではなく、講師の方の言っていた通り、一つの個性として捉えてみようと思いました。

○障害のある方にも無い方にも配慮ということが大切だと分かることができました。例えば目が見えない人が信号を渡ろうとした時に声をかけてあげるだけでもその人が安心して渡れるようになると思うので少し配慮というものを意識して今後生活を送っていきたいと思いました。

○今回障害をもつ方にお話を聞いて、自分だったら諦めてしまいそうなのに、前向きに考えていて、素直にすごいと思った。だから自分も前向きに物事を捉えていきたいと思った。また、自分は普段から周りの人に迷惑をかけていないか、考えるきっかけにもなって良かった。

〈先生から〉

○今まで知らなかったことを知るきっかけになり、福祉を考える機会を得ることが出来たと思います。

○講座の全体構成など、よかったと思います。