1.実施施設名: 横浜市立洋光台第一小学校
2.実施日時: 令和3年1月15日 13:40~15:15
3.対象者: 4年生学年全体3クラス 98名
4.内容:
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)日常生活の紹介
①五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認と体験
・聞いてわかる
・触ってわかる など (音当てクイズ含む)
②画像を出しての、自分自身の工夫
③画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
⑤人的サポートの重要さの説明
ちょっとした配慮、声掛けの体験
ジャンケンを通した、障害をなくす・配慮の体験
(4)児童自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(5)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方を説明
(6)まとめメッセージ
・社会にある障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできること。
・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮らせる社会の実現に繋がること。
5.講師の感想など
○メールの活用もしていただき、先生が事前準備も含め、とても熱心に対応してくれた。
6.学校からの感想など
〈児童から〉
○話を聞いて改めて配慮や相手の立場になって考えることの大切さを学びました。困っている人がいたら声をかけたり助けたりしたいです。周りの人の障害にならないようにもしたいと思いました。そして社会には助けるための取り組みがあることを知り、もっと知りたくなり、興味を持ちました。周りの人のことを考えながら配慮をして、相手の立場に立って考えたいと思います。
○自分は障害の意味を間違えていて、それに気づけた。配慮をしていきたいし、仲間はずれにしないためにどうすればいいか考えたい。何か障害が作られている人の障害を無くしていきたい。日頃からいろんな人の立場になって色んな人の気持ちになっていきたい。ほんのちょっとしたことでも面倒くさいと思わなくなりたい。みんなの良いところを見つけ出していく。当たり前はとても嬉しい事なんだと思えた。
○みんな違う、一人ひとりの個性があること一人ひとりに対しての配慮は違うということは考えてもいなかったので勉強になりました。これからも、お互いの気持ちを分かり合うということが大切だと思います。
○私は話を聞く前は障害がある人は色々と不便だろうなと思っていたけれど話を聞いて障害は自分たちの思いやりある行動をすることで無くせることができることに気づきました。私はこれから思いやりのある行動をたくさんして障害を無くしていきたいと思いました。
○僕は話を聞く前は、障害のことを○○が不自由ということだと思っていたけど、障害とは困ってしまうことと同じということを初めて知りました。
〈先生から〉
○事前打ち合わせにおいて、講師の方の思いや考えに触れることができてよかった。
○「障害」という言葉のとらえ方や意識について、教師も新たな視点や学びを獲ることができた。
○講話中にキーワードとなる「配慮・障害・共生」という言葉を一貫して使っていただいていたので、子どもの心にもその言葉の意味が心に響き、言葉に対するとらえ方の変化があったことが、感想に表れていた。