概要
実施施設名 | 横浜市立岩崎中学校 |
実施日時 | 令和3年11月25日 15:15~16:15 |
対象者 | 福祉部委員会所属生徒および希望生徒 (1~3年) 29名 |
内容
(1) 導入
(2) 見ること以外でわかること
(3) 講師の生活を通じて
すでにある見ること以外からの情報の活用、
ユニバーサルデザイン・バリアフリー・人的配慮があったら障害なく暮らせる、
障害がある事例を通じて、なぜ障害が起きるのかを考える、
その後自分なりの工夫で障害を無くすこともできることの紹介
寸劇を使って「排除の差別」「哀れみの差別」の事例紹介、
人的配慮による障害の除去(誘導法の紹介)
代表児童生徒の誘導体験(時間等により実施しない場合あり)
(4) 児童・生徒自身が受けている配慮の確認
(5) 障害発見演習
(小学生は、配慮の実践、じゃんけん大会の実施、負け残り児童の表彰の実施)
(時間等の都合により実施しない場合あり)
(6) まとめメッセージ
(7) 質問タイム (時間により実施しない場合あり)
学校からの感想
〈生徒から〉
○障害は一般に障害者と呼ばれている体のどこかが不自由で思うように動けないことを言うと思っていました。ですが、この体験学習を通して、障害は、一般に言う普通の人にも身の回りにあり、また、その障害は気づかぬうちに作ってしまうものだと思いました。私はこの障害について、考え直すことができて、良かったと思います。「迷惑がかかる」と「支援する」というのは違うという言葉がすごく心に残りました。私は今少し悩んでいることがあります。でも、この言葉を聞いて周りの人に支援や助けを求めてみようと思いました。
○みんな違ってみんないいことをお互いに認め合い、配慮していければ、共生は難しいことではなくなると思います。この考えを社会全体で共有できれば共生できる世の中になっていくと思うので、次世代の大人達となる私たちが、障害を無くすことも作ることも自分次第という認識をできたなら、これからの社会はより良い方向に向かっていくのではないでしょうか。実体験や私たちにもできることを教えていただけたので、これからの生活に活かしていこうと思います。障害があるから無いからで諦めるのではなく、障害をどうしたら無くせるか、障害がある人と無い人の壁をどうしたらなくせるのかを考えることが大切だと思いました。
○私は今まで、障害とは難しいもので、少し取っ付き難いものだと思っていました。しかし、今回その固定概念が180度変わり、障害とは、とても身近なものであり、どこにでも存在するものだとわかりました。私たちの心がけや意識の少しの違いで無くなり減らせるものであり、決して私たちを隔ててしまうものではないと感じました。障害を作るものが私達なら、障害を無くすことができるのも私達だと思います。普段の生活でも、駅や道で困っている人を見かけたら、相手の立場になって考え、声をかけることの大切さを感じました。同じ世界で暮らす仲間として、配慮し、共存し、みんな違ってみんないい、の精神を忘れずに生きていきたいです。
○障害は元々あるものではなく、人が作ってしまうものだと学びました。少し手を加えるだけで障害はどんどん無くなっていくものだと気付かされて、これからは誰もが使いやすい暮らしやすい社会を実現するように、小さなことからでもやっていきたいと思いました。私は障害についてのお話を聞いて、障害という言葉の見方が変わりました。障害はしょうがないものであっても仕方ないと思っていましたが、反対で障害は無くすこともできるものだと知りました。無くすことができるということを、たくさんの人が理解し、人と人の違いを認め合える社会になってほしいと思いました。
○障害の考え方が変わって、障害は私たちにもあるということが分かったので、まず私たちにできることは障害を作らずに無くすということもできるので、無くしていければ、よりよい社会にできるなと思いました。一人一人によって障害は違うので、一番は周りのことを考えることを大切にすればいいと思いました。障害について深く知れたので、良かったと思いました。
〈先生から〉
○生徒は皆真剣に聞き入っていました。接する機会の少ない視覚障害者の方の生の声を聞き、環境の中に作られてしまう(本来取り除けるはずの)障害の存在に気づくことができた様子でした。
○生徒だけでなく職員にとっても新しい気づきが得られ、誠に意義のある福祉体験となりました。