概要
実施施設名 | 横浜市立飯田北いちょう小学校 |
実施日時 | 令和3年12月6日 3~4校時10:40~12:15分の内 60分 |
対象者 | 中・高学年 3年生~6年生 119名 |
内容
(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む
(2)講師の自己紹介と体験談
(3)画像を出して、代表生徒への「配慮」と「障害」の関係の問いかけ
(中学生以上に実施)
(4)日常生活の紹介
① 五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用
人が見ること以外で周りのことがわかることの確認
・聞いてわかる
・触ってわかる など
(小学生には音当てクイズで「聞いてわかる体験」を実施)
② 画像を出しての、自分自身の工夫
③ 画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味
④ 画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味
⑤ 人的サポートの重要さの説明
(小学生には、ちょっとした配慮、声掛けの体験を実施)
(5)児童生徒自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明
(6)ジャンケンを通した障害を無くす配慮の体験 (小学生のみ実施)
(7)机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験
(8)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方の説明
(9)まとめメッセージ
・障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできること。
・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮
らせる社会の実現に繋がること。
学校からの感想
〈児童から〉
○初めは障害を何かが不自由な人と考えていたけど、それは違って、物などが障害だとわかりました。話を聞いて自分たちにできることは配慮をすること。これから配慮ができるようにしたいと思います。
○お話を聞いて、みんなちがってみんないいというのを、大切に過ごすことを意識して、これからも生活していきたいなぁと思いました。あとは配慮ということも大切にしていきたいです。相手の気持ちを思って、いじめ差別のない世の中を目指していきたいと改めて思いました。友達を大切にし、障害をなくすというのを心がけて誰でも安心して生活できるように自分も直さないと、と思ったので、これからもバリアフリーを大切にしていきたいです。
○私は思いやりのことをよく学べたかなと思います。困っている人でもちょっとした行動をとることで、助け合って生きていくことができるのかなと思いました。みんな違ってみんないいという言葉の意味を、前よりも知れたと思いました。自分の個性があるから他の人の個性も知れて、たくさんの友達と絆を深めていくのが大切だと思います。これからは困っている人どんどん助けて笑顔を増やしたいと思います。
○僕は体の障害というものは悪いものだと思っていましたが、今日の話では障害は個性だからと言われ、僕の思う障害というものは変わりました。これからは僕も社会の障害をなくしていきたいです。
○障害のある人のために世の中はいろんな工夫をしていることを知りました。でも点字ブロックなどの工夫だけじゃなくて、私たちも相手のことを考えて配慮しなくちゃ、みんなに障害がなくすのは難しいと思いました。これからは自分が良ければそれでいいやじゃなくて、相手の立場にもなって考えて、自分も相手も良い気持ちで過ごせるようにしたいです。
○配慮は大切なことを知りました。私も前に目が見えない人が困っていたので、お母さんに電話して、その人を助けたことがあります。でもお母さんが行きたい場所を聞いてそこまで連れて行ったので、今度は自分で助けてあげたいです。障害以外の人でも障害の人でも助け合い、配慮をたくさん増やしたいと思いました。
〈先生から〉
○「障害」を作る人ではなく、なくす人になるというお話に興味を示していました。
○今回お話しいただいたように、「みんなちがってみんないい」ということをこれからも伝えていただきたいです。