概要

実施施設名横浜市立野庭すずかけ小学校
実施日時令和3年12月13日 3~4校時 10:40~12:15の内 60分
対象者4年生学年全体 44名

内容

(1)3つのキーワードを画像に映し出して全員で声を出して読む

(2)講師の自己紹介と体験談

(3)画像を出して、代表生徒への「配慮」と「障害」の関係の問いかけ 
    (中学生以上に実施)

(4)日常生活の紹介

  ① 五感のうちの視覚以外の四感+記憶の活用

   人が見ること以外で周りのことがわかることの確認

   ・聞いてわかる

   ・触ってわかる など 

     (小学生には音当てクイズで「聞いてわかる体験」を実施)

  ② 画像を出しての、自分自身の工夫

  ③ 画像を映し出しての、ユニバーサルデザイン製品の紹介とその意味

  ④ 画像を映し出しての、バリアフリーデザイン製品の紹介とその意味

  ⑤ 人的サポートの重要さの説明 
   (小学生には、ちょっとした配慮、声掛けの体験を実施)

(5)児童生徒自身が受けている、または受けてきた「配慮」の説明

(6)ジャンケンを通した障害を無くす配慮の体験 (小学生のみ実施)

(7)机と椅子を使った、「障害」「配慮」の体験

(8)簡単な社会モデルで捉えた障害の考え方の説明

(9)まとめメッセージ

  ・障害は作り出すこともなくすことも、みんなの気持ち次第でできること。

  ・お互いに配慮や共生の気持ちに溢れた社会ができることが、みんなが快適に暮
   らせる社会の実現に繋がること。

   

学校からの感想

〈児童から〉

○配慮はだれかのためじゃなくて、みんなのために思いやるということを初めて知った。障害は目とか耳とかが見えない聞こえない人とかを障害と言うと思っていたけど、障害(バリア)は自分でも作れちゃうことが分かって、少しこわく思った。自分で考えたアイデアとかで、自分の障害を無くしているのがすごいと思った。話を聞いて、共生は大切だとあらためて思いました。「みんな違ってみんないい」という言葉は、いいと思いました。

○私が一番心に残った言葉は「思いやり」という言葉です。理由は 思いやりをしなかったらみんなが困ってしまうから、「思いやり」という言葉は心に残りました。

○私はお話を聞いて 自分は障害を作っているかもしれないと思いました。そのことで困っているかもしれないと思いました。配慮・共生・みんな違ってみんないいということを聞いて、その言葉が心に残りました。思いやりの気持ちなど、大切なんだと気づきました。ひとつの工夫で、いろんなことができるということに、びっくりしました。教えてくれたことをしていきたいと思います。

○配慮があれば、どんな人でも生きられるんだなと、思いました。それと僕は目が見えない人にとって障害が駄目だから、誰にとっても障害が無いようにしようと思います。

○配慮の中でも色んな配慮(配慮の仕方)があることがわかった。白杖を持っている人がいたら 自分から声かけれるように頑張りたい。相手の立場になって考えるようにしたいと思った。困っている人がいたら助けるのを頑張りたい。そのために障害を無くせるようにしたい。目が見えなかったりと言うのを個性と考えるのはよいなと思った。人のためにできることを見つけたい。一人ひとり違うと考えるのは、いじめとかが無くなりそうだから、いいと思った。

〈先生から〉

○障害の社会モデルに焦点を当てる内容は、障害について"自分ごと"として考える機会となりました。

○感想や発言から、子どもたちは真剣に話を聞き、理解していたと思います。また、子どもたちと関連づけて、仲間外れをしないことや一人ひとり違っていてよいのだというメッセージをいただけたこともよかったです。